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腕と体の同調を重視する木村太一選手の“ショルダーパッキング”とドリルを紹介

2025年5月7日(水)午前11:43

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 今回は、23年の「エリートグリップチャレンジ」(チャレンジツアー)の覇者で、今季シード入りを狙う木村太一選手に上達の秘訣を教えてもらいましょう。

 木村選手が常にチェックしているのは、ボールの位置だといいます。

「無意識のうちにボールを右足寄りに置いてしまうことがあります。そうならないように、セットアップのとき、一度足を閉じて両足の真ん中にボールを置き、そこから足を開くようにしています。そして最後に、ボールが左足カカト内側の線上に来ているかどうかをチェックしています」(木村)

 木村選手はもともとドローヒッターで、ボールが右にあった方が安心して球をつかまえられます。そのため、調子が悪くなるとボールが少しずつ右に寄ってしまうのでしょう。それを防ぐために、ボールの位置を毎回確認しているようです。

 もう1つ気を付けているのは、腕と体の同調です。木村選手の場合、体が柔軟で、しかも器用なこともあって、“同調”がやや疎かになり、手のさばきでボールを打っていました。しかし、これではスイングが安定しません。

「今はしっかり同調させるために、肩甲骨周りをしっかりホールドする“ショルダーパッキング”を意識しています。具体的には、肩甲骨を少し下げて、両腕を外旋させる。そうすれば腕と体が同調しやすくなります」(木村)

 腕と体の運動量が同等になることで、スイングが安定するのはもちろん、腕だけで振らなくなるのでより大きなパワーも生まれます。

 さらに付け加えれば、体が柔軟な木村選手の場合、バックスイングで腹筋が緩んでしまうと、バックスイングで体が起き上がり、ダウンスイングで右肩が下がる傾向があります。体が柔らかい人ほどこのようになりがちなので、スイング中は、腹筋を締めながら胸椎を回すという意識を持つことが大事です。

 これを矯正するために、木村選手が日々行っているドリルを紹介してもらいました。

「僕がやっているのは、体の前側のベルト通しにアライメントスティックを通して、その状態でスイングする(実際にボールを打つ)というもの。このとき、スティックが水平に回るように意識して振っています。さらに、スティックをつけたまま前腕にボールを挟み、同調も意識しながらボールを打つ練習をしています」(木村)

 このドリルをやることによって、木村選手は「腰の適正な回転」と「腕と体の同調」をチェックしているのです。

 最後に、木村選手からアマチュアゴルファーへのアドバイスを。

「上達したいと思うなら、基本的なことからしっかりやった方がいいと思います。まずはアドレス。ボールの位置や肩の向き合わせるという作業をルーティンの中に落とし込み、それを毎回きちんとやってからショットをすることをオススメします」(木村)

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #134」より(放送・見逃し配信中)
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