レッスン
正しいスイングで大きな飛距離を実現するための「ボディードリル」を紹介
2025年7月23日(水)午後1:11

「ドライバーの調子は悪くないけど、飛距離が落ちた。しっかり振れていないような気がする」。今回は、そんな悩みを解決するためのレッスンをお届けしましょう。
まず、打ったボールに力がない場合は、アドレスをチェックしてください。ゴルファーの中には、構えたときに右肩が前に出てしまい、ボールをしっかりつかまえることができていない人がいるからです。
ポイントは、右ヒジが外向きになっていないかどうか。ヒジに関しては、両ヒジとも自分の方に向けることが大事なので、次の手順で構えてください。
前傾姿勢を作り、肩が巻き肩(左右の肩が内側に入り込んだ状態)にならない注意して、両腕をダラーンと垂らし、両ヒジを自分の方に向けます。その状態から、前腕のみ内旋させてグリップします。このようにすれば、構えたときに右肩が前に出ることはなくなるほか、手と体を一体化させることができます。
次に、飛距離回復のためのボディードリルです。両手を交差して胸にクラブをあてがい、スイングと同じように体を動かします。
スイングでは、トップで右股関節、フィニッシュで左股関節というように、どちらかの股関節の上に体重が乗っているというのが正しい動きです。例えば、リバースピボットというのはトップで左股関節に体重が乗っている状態のことですが、そうすると、回転はしているけどねじれはなく、体重移動もできていないということになります。このような形になると、当然、飛距離は出ません。
そこで、正しい動きをボディードリルで確認します。頭を動かさないようにしながらシャドースイング。トップでは胸にあてがったクラブの片方が右足の外側を指し、左ワキが右股関節の上に乗っているところまでくるように。この状態になれば、ねじれが生まれ、体重移動もできていることになります。
このとき意識してほしいのは、トップで右足がしっかり踏めている感覚があるかどうか。“右足が踏めている感覚”というのは、自ら右足を踏むというよりは、上体や股関節、モモ、足首などのねじれに耐えながら力強く地面を踏んでいる右足がいるのを感じることができるかどうかです。
シャドースイングで動きを確認したら、次に普通にクラブを持ってハーフウェイバックまで上げ、そこからさらに右に乗る感じでトップまで振り上げてください。そうすると、体幹がねじれ、太モモをはじめとした色々なところが引っ張られるはず。それをインパクトエリアで一気に解放すればいいのです。
繰り返しになりますが、飛距離は“貯蓄と解放”です。いかに貯蓄ができるかが、飛距離アップには大事なので、できるだけ右に乗ってください。それまで乗っていなかった人だと、感覚的には想像以上に右に動いている感じがして、インパクトでヘッドが届くかどうか不安に感じるかもしれませんが、ヘッドはきちんと届くのでご安心を。
飛距離アップのためにも、ぜひ大きな捻転を目指してスイング作りをしてください。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #142」より(放送・見逃し配信中)
まず、打ったボールに力がない場合は、アドレスをチェックしてください。ゴルファーの中には、構えたときに右肩が前に出てしまい、ボールをしっかりつかまえることができていない人がいるからです。
ポイントは、右ヒジが外向きになっていないかどうか。ヒジに関しては、両ヒジとも自分の方に向けることが大事なので、次の手順で構えてください。
前傾姿勢を作り、肩が巻き肩(左右の肩が内側に入り込んだ状態)にならない注意して、両腕をダラーンと垂らし、両ヒジを自分の方に向けます。その状態から、前腕のみ内旋させてグリップします。このようにすれば、構えたときに右肩が前に出ることはなくなるほか、手と体を一体化させることができます。
次に、飛距離回復のためのボディードリルです。両手を交差して胸にクラブをあてがい、スイングと同じように体を動かします。
スイングでは、トップで右股関節、フィニッシュで左股関節というように、どちらかの股関節の上に体重が乗っているというのが正しい動きです。例えば、リバースピボットというのはトップで左股関節に体重が乗っている状態のことですが、そうすると、回転はしているけどねじれはなく、体重移動もできていないということになります。このような形になると、当然、飛距離は出ません。
そこで、正しい動きをボディードリルで確認します。頭を動かさないようにしながらシャドースイング。トップでは胸にあてがったクラブの片方が右足の外側を指し、左ワキが右股関節の上に乗っているところまでくるように。この状態になれば、ねじれが生まれ、体重移動もできていることになります。
このとき意識してほしいのは、トップで右足がしっかり踏めている感覚があるかどうか。“右足が踏めている感覚”というのは、自ら右足を踏むというよりは、上体や股関節、モモ、足首などのねじれに耐えながら力強く地面を踏んでいる右足がいるのを感じることができるかどうかです。
シャドースイングで動きを確認したら、次に普通にクラブを持ってハーフウェイバックまで上げ、そこからさらに右に乗る感じでトップまで振り上げてください。そうすると、体幹がねじれ、太モモをはじめとした色々なところが引っ張られるはず。それをインパクトエリアで一気に解放すればいいのです。
繰り返しになりますが、飛距離は“貯蓄と解放”です。いかに貯蓄ができるかが、飛距離アップには大事なので、できるだけ右に乗ってください。それまで乗っていなかった人だと、感覚的には想像以上に右に動いている感じがして、インパクトでヘッドが届くかどうか不安に感じるかもしれませんが、ヘッドはきちんと届くのでご安心を。
飛距離アップのためにも、ぜひ大きな捻転を目指してスイング作りをしてください。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #142」より(放送・見逃し配信中)
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