国内男子
上井が“史上初2エース”で首位浮上! 遼は5位タイで最終日へ
2010年8月28日(土)午後5:59
国内男子ツアーのVanaH杯KBCオーガスタは28日、福岡県の芥屋ゴルフ倶楽部を舞台に第3ラウンドの競技を行い、2位タイからスタートした上井邦浩が今大会2度目のホールインワンを達成するなど5アンダー67の好スコアをマーク。通算17アンダーまでスコアを伸ばして単独トップに浮上した。1打差の2位タイに谷原秀人、J・チョイ(米)、S・K・ホ(韓)が続き、この日首位スタートの石川遼は2アンダー70にとどまり通算15アンダー5位タイに後退している。
勝負のムービングサタデーは最終組の石川、上井、S・K・ホによる激しい首位争いが展開された。前日8バーディを量産し単独首位で予選ラウンドを突破した石川だが、通算13アンダーから出たこの日は前半7番までわずか1バーディと足踏み状態。すると8番パー3で上井が初日に続く2度目のエースを決め、通算14アンダーでトップの石川に並びかける。直後の9番で上井がパー、石川がバーディを奪い再び通算15アンダー単独首位に立つも、このホールでイーグル奪取に成功したS・K・ホが通算14アンダーまでスコアを伸ばす。結局、最終組の3人はスタート時と同じ石川1打差リードのままハーフターン。
バックナインに入ると“石川・包囲網”はさらに激しさを増す。最終組の1つ前で回る谷原秀人とJ・チョイ(米)が前半スコアを伸ばして首位争いに加わると、13番パー5で谷原がバーディ、J・チョイがイーグルで通算15アンダーの石川に1打差まで詰め寄る。この13番で石川も意地のバーディを奪い混戦を一歩抜け出すも、15番でティーショットを林に打ち込む痛恨のミスを犯しボギー。対する4人がいずれも15番をバーディとして、ついに石川が首位の座から陥落してしまう。最後は18番バーディフィニッシュでホールアウトした上井が、通算17アンダーで単独トーナメントリードとなった。
芥屋ゴルフ倶楽部について「インコース(10番?18番ホール)の方が得意」と語る石川は、前日の第2ラウンドでマークした8バーディのうち6つを10番?18番ホールで奪っている。しかしこの日は、得意のインコースで1バーディ、1ボギーのイーブン。最終18番では1メートル弱のバーディパットを外すなど、わずか1日前に見せた驚異のバーディラッシュは完全に鳴りを潜めてしまった。トップと2打差の5位タイで迎える最終ラウンド、運命の“サンデーバックナイン”となるインコースを制して優勝の栄冠を手にすることができるのか…?
なお、初日と3日目の8番パー3でともにホールインワンを決めた上井だが、同一大会の同ホールで同じ選手が2度ホールインワンを達成するのは、日本ゴルフツアー機構に記録・資料が残る1985年以降では史上初の出来事だという。
勝負のムービングサタデーは最終組の石川、上井、S・K・ホによる激しい首位争いが展開された。前日8バーディを量産し単独首位で予選ラウンドを突破した石川だが、通算13アンダーから出たこの日は前半7番までわずか1バーディと足踏み状態。すると8番パー3で上井が初日に続く2度目のエースを決め、通算14アンダーでトップの石川に並びかける。直後の9番で上井がパー、石川がバーディを奪い再び通算15アンダー単独首位に立つも、このホールでイーグル奪取に成功したS・K・ホが通算14アンダーまでスコアを伸ばす。結局、最終組の3人はスタート時と同じ石川1打差リードのままハーフターン。
バックナインに入ると“石川・包囲網”はさらに激しさを増す。最終組の1つ前で回る谷原秀人とJ・チョイ(米)が前半スコアを伸ばして首位争いに加わると、13番パー5で谷原がバーディ、J・チョイがイーグルで通算15アンダーの石川に1打差まで詰め寄る。この13番で石川も意地のバーディを奪い混戦を一歩抜け出すも、15番でティーショットを林に打ち込む痛恨のミスを犯しボギー。対する4人がいずれも15番をバーディとして、ついに石川が首位の座から陥落してしまう。最後は18番バーディフィニッシュでホールアウトした上井が、通算17アンダーで単独トーナメントリードとなった。
芥屋ゴルフ倶楽部について「インコース(10番?18番ホール)の方が得意」と語る石川は、前日の第2ラウンドでマークした8バーディのうち6つを10番?18番ホールで奪っている。しかしこの日は、得意のインコースで1バーディ、1ボギーのイーブン。最終18番では1メートル弱のバーディパットを外すなど、わずか1日前に見せた驚異のバーディラッシュは完全に鳴りを潜めてしまった。トップと2打差の5位タイで迎える最終ラウンド、運命の“サンデーバックナイン”となるインコースを制して優勝の栄冠を手にすることができるのか…?
なお、初日と3日目の8番パー3でともにホールインワンを決めた上井だが、同一大会の同ホールで同じ選手が2度ホールインワンを達成するのは、日本ゴルフツアー機構に記録・資料が残る1985年以降では史上初の出来事だという。