40歳の塚田よおすけがホスト大会となった国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメント（宮崎県／フェニックスカントリークラブ）で9年ぶりのツアー通算2勝目を飾った。

―9年ぶりの2勝目

　この9年間は優勝できるチャンスが中々なく、もがき苦しんでいました。スリクソンとともに24年くらい、スリクソンの1代目が出た時と同じくらいに契約してもらっているダンロップさんに本当に恩しかない中、2勝目を絶対にしたいなと思っていました。また、今回は家族が長野から来てくれたり、応援の後押しがあって優勝することができました。

―18番に上がってきた時に目が潤んでいた

　泣いていましたね。15番くらいから家族がいる前で頑張っているんだという感じで、泣きそうになってしまいました。とりあえず一生懸命に結果を出して、その結果に自分が納得できれば周りは自ずと喜んでくれるというのは分かっていたので、そればっかり考えていました。

―勝因は

　2～3か月前は苦しくて、出たとこ勝負なゴルフをしていました。師匠の飯島茜選手、佐藤太平選手にアドバイスを受けました。この1か月くらいでガラッと良くなって、今まで右にも左にも出ていたものが、先週くらいからフェードに戻って、ミスしても右、左から左のミスはほぼ出ないような状態になっていました。

―苦しかったことは

　好きで始めたゴルフでプロゴルファーになれて、普通だったら幸せなことなのに、自分の思った通りにゴルフができなくなったり、ゴルフ場に行きたくないと思ったり、ゴルフが嫌いになった時期が一番苦しかったです。

―いつ頃のことか

　初優勝してから2年後くらいです。

―優勝してQTがJTになった

　英語2文字というだけでそんなに変わっていないですが、自分はQTに行くと思っていました。さっき、佐藤選手に風呂場で会った時も「塚田さんはQTに行くと思っていた」と言われ、自分もですが諦めていた部分がありました。

※この優勝で最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップに出場

―今季から登録名を「陽亮」から「よおすけ」に変えた

　漢字が難しいので、子供たちに覚えてもらえるように変えました。（同じひらがなの）小西（たかのり）選手と一緒に結果を残せたので良かったと思います。

―今後の抱負はあるか

　若い子たちから学ぶことも多いなと思いながら毎週ゴルフをやっているので、今後の抱負というのは全くないです。ただ、言えるのはダンロップの試合で2勝目ができたことが素直に嬉しいということです。

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