小木曽喬が国内男子ツアーの最終戦、ゴルフ日本シリーズＪＴカップ（東京都／東京よみうりカントリークラブ）で今季初優勝、昨年6月に韓国で開催されたハナ銀行インビテーショナル以来のツアー通算2勝目をメジャー大会で飾った。

―勝因は

　この1年やってきたことが全て出せたことです。コーチとスイング改造をしてきた中で、できることがたくさん増えて、成長できたことが優勝に繋がったと思います。

―優勝を象徴するホールは？

　2日目、3日目に苦しい展開があり、いつもならそのまま順位を落としていましたが、自分のスイングを理解できるようになっていたので、取り戻すことができました。そこが成長を感じた部分です。悪かったことに対しての処理の仕方が上手になりました。

―日本で初優勝を挙げた

　ずっと日本で勝ちたいと思っていました。まさかのJTカップで勝てて嬉しいですし、びっくりしています。

―ウィニングパットを決めた瞬間

　日本のギャラリーの皆さんの前で優勝したのは初めてだったので、初優勝をしたような感覚でした。

―同じ愛知県出身の後輩、金子駆大選手が賞金王になった

　駆大がプロになった頃から下部ツアーで一緒に行動していて、刺激をずっと貰っていました。賞金王になって欲しいと思っていましたし、その中で僕が勝てたことも嬉しかったです。

―金子選手の特徴

　まだ少年の部分があって可愛くて大好きです。ゴルフとの向き合い方は、いつも上を目指していて、何が一番いいかを考えてやっています。ゴルフだと深い話ができる、僕が23歳の時にはそんな話はできなかったと思います。そのレベルにいることにリスペクトを持っています。プレースタイルは違いますが、すごいなと思います。

―金子選手の意外性

　エイムポイントを取り入れたり、感性のある選手だと思います。独特なスイングであの精度を保っているのは感性がないとできないと思います。

―安定感が強みか

　安定感があることは大事だと思いますが、勝つ力を持つことも大事で、強い選手になりたいとずっと思っています。勝ち切れる選手になりたいです。

―どんなプロになっていきたいか

　この大会で複数年シードを獲得したので、今後ゴルフをしていく上ですごく嬉しい権利です。日本ツアーが大好きですが、浅地（洋佑）さん、陣さん（香妻陣一朗）がLIVゴルフに行かれたので刺激は貰っています。自分も挑戦したい気持ちはありますし、これから少しずつその思いが強くなってくると思っています。

―来年の目標は

　子供の頃から夢は賞金王と言っているので、なるためには実力を全て底上げしないといけないです。何か一つではなく、全部のレベルを上げられれば辿り着けるかもしれません。なので、まずは複数回優勝できる選手になることが大事だと思います。

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