11日開幕の国内男子ツアー、三井住友VISA太平洋マスターズ（静岡・太平洋クラブ御殿場コース)の練習日にあたる9日、逆転賞金王を目指す石川遼が徹底的な打ち込みを行った。

　上海で行われたWGC-HSBCチャンピオンズから前日に帰国したばかりだったが、この日はコース入りすると練習ラウンドをせずに練習場へ直行。時間にして約2時間、わき目も振らずにひたすらスイングを調整した。逆転での2年連続賞金王獲得へ万全の体制を整えている。

　また、米男子ツアー1勝で、今季は終盤の追い込みで来年の米ツアー出場権を確保した今田竜二も凱旋帰国。大会2日前には、やはり米ツアーを経験した貞方章男らとともに笑顔で練習ラウンドをこなし、2008年7位タイ、昨年10位タイに終わった同大会での初優勝を狙う。

　ディフェンディング・チャンピオンの今野康晴はここ2試合を欠場しているが、それでも4年ぶりに優勝した思い出の舞台へ乗り込んでくる。