レッスン
ツアーきっての“飛ばし屋”、清水大成が飛ばしの秘訣を紹介
2025年4月23日(水)午後1:41

今回は、ツアーきっての飛ばし屋で、24年シーズンは賞金ランキングで8位に入った清水大成選手に“飛ばし”のヒントを教えてもらいます。
まずアドレスでは、5.5対4.5の割合で左足に体重をかけるといいます。
「僕の場合、もともとアッパー軌道が強くて、インパクト以降体重が右に残ってしまうことが多く、その結果、左脇が空いたり、インサイドアウトが強くなることが多かった。そこでそれを修正するために、最初からやや左足体重で構えることにしました」(清水)
また、アドレスでは両ヒジの向きも気にしているそうです。
「両腕とも少し外旋させて、両ヒジが地面を向くように構えています。そうすることによってテークバックでインサイドに引いてしまうという悪い癖が抑えられるからです」(清水)
それと、これは構えの形ではありませんが、トレーニングによってハムストリング(太もも裏側の筋肉)の柔軟性を上げているのも彼の特筆すべき点。連戦が続いて疲れが溜まってくると、ハムストリングが硬くなって構えたときにお尻が下がってくるものですが、ハムストリングの柔軟性を上げることによって股関節からの前傾を常にキープしている。特に彼のようなパワーヒッターは土台がしっかりしていないとスイングがブレてしまうので、“股関節から前傾する構え”が常にできているというのは重要なポイントになっています。
次にスイングで意識している点です。
「まずテークバックの始動時にインサイドに上げないように意識。始動後50センチくらいは腕と肩でできる三角形を崩さずに、胸の動きだけでクラブを上げていきます。また、このとき、右ヒジが引けないようにしています。そしてここからトップにかけても、体が伸び上がらないように前傾姿勢を意識。前傾を意識することでオーバースイングになるのも防ぐことができます」(清水)
前傾キープの意識は、ダウンスイング以降も持っているといいます。
「特にフォロースルーからは左ワキが空かないようにして、前傾姿勢を崩さずにフィニッシュまで持っていくイメージです」(清水)
飛ばし屋の選手にはインパクトからフォローで体が伸び上がってしまう人が多く、清水選手も以前はその傾向があったのですが、今は前傾をキープしたままで飛ばしている。この辺りも飛距離と方向性が両立できている要因だと思います。
「それともう一つ、ダウンスイング以降はフェースローテーションをできるだけしないように意識しています。どちらかというと、インパクトゾーンではフェースを真っ直ぐ動かすイメージです」(清水)
清水選手に匹敵する飛距離を手に入れるのは難しいと思いますが、彼が意識しているポイントには“飛ばし”のヒントが数多く詰まっています。ぜひ参考にしてみてください。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #132」より(放送・見逃し配信中)
まずアドレスでは、5.5対4.5の割合で左足に体重をかけるといいます。
「僕の場合、もともとアッパー軌道が強くて、インパクト以降体重が右に残ってしまうことが多く、その結果、左脇が空いたり、インサイドアウトが強くなることが多かった。そこでそれを修正するために、最初からやや左足体重で構えることにしました」(清水)
また、アドレスでは両ヒジの向きも気にしているそうです。
「両腕とも少し外旋させて、両ヒジが地面を向くように構えています。そうすることによってテークバックでインサイドに引いてしまうという悪い癖が抑えられるからです」(清水)
それと、これは構えの形ではありませんが、トレーニングによってハムストリング(太もも裏側の筋肉)の柔軟性を上げているのも彼の特筆すべき点。連戦が続いて疲れが溜まってくると、ハムストリングが硬くなって構えたときにお尻が下がってくるものですが、ハムストリングの柔軟性を上げることによって股関節からの前傾を常にキープしている。特に彼のようなパワーヒッターは土台がしっかりしていないとスイングがブレてしまうので、“股関節から前傾する構え”が常にできているというのは重要なポイントになっています。
次にスイングで意識している点です。
「まずテークバックの始動時にインサイドに上げないように意識。始動後50センチくらいは腕と肩でできる三角形を崩さずに、胸の動きだけでクラブを上げていきます。また、このとき、右ヒジが引けないようにしています。そしてここからトップにかけても、体が伸び上がらないように前傾姿勢を意識。前傾を意識することでオーバースイングになるのも防ぐことができます」(清水)
前傾キープの意識は、ダウンスイング以降も持っているといいます。
「特にフォロースルーからは左ワキが空かないようにして、前傾姿勢を崩さずにフィニッシュまで持っていくイメージです」(清水)
飛ばし屋の選手にはインパクトからフォローで体が伸び上がってしまう人が多く、清水選手も以前はその傾向があったのですが、今は前傾をキープしたままで飛ばしている。この辺りも飛距離と方向性が両立できている要因だと思います。
「それともう一つ、ダウンスイング以降はフェースローテーションをできるだけしないように意識しています。どちらかというと、インパクトゾーンではフェースを真っ直ぐ動かすイメージです」(清水)
清水選手に匹敵する飛距離を手に入れるのは難しいと思いますが、彼が意識しているポイントには“飛ばし”のヒントが数多く詰まっています。ぜひ参考にしてみてください。
★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #132」より(放送・見逃し配信中)
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