国内男子
2009年国内男子メジャーを振り返る ?日本プロゴルフ選手権?
2010年1月2日(土)午後1:46
荒天のため最終日に36ホールの長丁場をこなすことになった09年国内メジャー、日本プロゴルフ選手権(2009年6月11?14日、北海道・恵庭CC)。ゴルフ界に新しいヒーローが誕生した。
勝ったのはツアー3年目の23歳・池田勇太。アマチュア時代からスケールの大きなゴルフで数々のタイトルをものにしてきた大器が、“憧れの人”が記念すべきツアー初優勝を飾った大会で、念願の1勝目を飾ったのだ。
終わってみれば圧勝だった。第1ラウンドで『65』と爆発して首位タイ発進を切ると、第2ラウンド終了時点ですでに後続に4打差をつける余裕の展開。36ホール決戦となった最終日も最後まで手を抜かず、出場者中ただひとり4ラウンドで60台をマークし、2位の立山光広に7ストロークの大差をつけて逃げ切った。
その陰には単独トップで最終日を迎えながら、攻めのゴルフが裏目に出て16位タイに終わった前週のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズでの苦い経験があった。「もう2度とあんな思いはしたくない」と雪辱を期した池田は、攻め一辺倒ではなく「辛抱強くチャンスを待つ」スタイルでビッグタイトルをものにした。
“憧れの人”ジャンボ尾崎が同大会に初優勝したのは1971年のこと。年齢は池田より1つ上の24歳の時。奇しくもそのときも雨で2日目が中止に。尾崎も最終日36ホールの長丁場の末、栄冠を勝ち取っていた。「ジャンボさんがこの大会で初優勝したのは知っていましたが、今回と同じ36ホールだったとは知りませんでした。同じように優勝できて光栄です!」
涙ではなく笑顔で勝利を喜んだ23歳。そして彼はこの勝利をきっかけにシーズン4勝を挙げ、最後まで一歩も譲らず石川遼と熾烈な賞金王争いを繰り広げた。最後は手首の故障もあり、石川に約2,500万円及ばず賞金ランク2位に終わったが、その存在感はツアーになくてはならないものとなっていた。
勝ったのはツアー3年目の23歳・池田勇太。アマチュア時代からスケールの大きなゴルフで数々のタイトルをものにしてきた大器が、“憧れの人”が記念すべきツアー初優勝を飾った大会で、念願の1勝目を飾ったのだ。
終わってみれば圧勝だった。第1ラウンドで『65』と爆発して首位タイ発進を切ると、第2ラウンド終了時点ですでに後続に4打差をつける余裕の展開。36ホール決戦となった最終日も最後まで手を抜かず、出場者中ただひとり4ラウンドで60台をマークし、2位の立山光広に7ストロークの大差をつけて逃げ切った。
その陰には単独トップで最終日を迎えながら、攻めのゴルフが裏目に出て16位タイに終わった前週のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズでの苦い経験があった。「もう2度とあんな思いはしたくない」と雪辱を期した池田は、攻め一辺倒ではなく「辛抱強くチャンスを待つ」スタイルでビッグタイトルをものにした。
“憧れの人”ジャンボ尾崎が同大会に初優勝したのは1971年のこと。年齢は池田より1つ上の24歳の時。奇しくもそのときも雨で2日目が中止に。尾崎も最終日36ホールの長丁場の末、栄冠を勝ち取っていた。「ジャンボさんがこの大会で初優勝したのは知っていましたが、今回と同じ36ホールだったとは知りませんでした。同じように優勝できて光栄です!」
涙ではなく笑顔で勝利を喜んだ23歳。そして彼はこの勝利をきっかけにシーズン4勝を挙げ、最後まで一歩も譲らず石川遼と熾烈な賞金王争いを繰り広げた。最後は手首の故障もあり、石川に約2,500万円及ばず賞金ランク2位に終わったが、その存在感はツアーになくてはならないものとなっていた。