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レッスン

グリーン奥ラフからの対処法 ボールは右に置く?左に置く?

2024年5月8日(水)午後1:43

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 今回は、グリーン奥のラフからのアプローチをレッスンしましょう。

 ピンまでの距離は20ヤード弱。ボールのあるところからグリーンが少し高い位置にあり、しかもカップまでは下り。転がすことはできないし、またグリーンの手前が上がっているので距離感もつかみにくいというやっかいな状況です。

 果たして、このような場合、どう打つのが最適か。

 打ち方は、2つあります。

 1つ目は、ボールを右に置く打ち方です。ボールを右足の前に置き、フェースを開きます。そして、フェースを開いた分、少しハンドレイト気味にし、体重は左足に置いて構えます。

 この構えから打つと、ダウンブローでボールをヒットでき、よりスピンがかかるようになります。

 注意点は、両足ツマ先(両足は揃えても、少し開いてもOK)を正面に向けること。短いアプローチの場合、ツマ先を左に向けて構える人が多いようですが、そうするとボールの位置がかなり右にある感じになり、構え自体も手元の位置が身体の幅から外れる不自然な形になります。その点、ツマ先を正面に向けておけば、ボールの位置は右足ツマ先の前になり、構えも自然になります。

 構えがしっくりこない人は、一度クラブを持ち上げて、グリップエンドをおへそに向けてからヘッドを地面に下ろすという動きをするようにしてください。

 2つ目は、左足寄りにボールを置く打ち方です。このときは、フェースをしっかり開き、ハンドダウンで構え、重心も落とします。そして、重心を下げたまま、大きめの振り幅でスイングするというのがポイントです。そうすれば、バンスが当たって理想的なエクスプロージョンショットになります。

 一般的には、「手前から滑らせた方が、ボールがフワッと上がる」と考え、左にボールを置く人が多いようですが、フェースの開き方や手元の位置が中途半端になると、思ったより逆目が強かったり芝の抵抗がきつい場合、だるま落としになったり、トップになったりする危険性があります。

 右に置くか、左に置くかをしっかり決め、それに合った構えを作ってから打つようにすれば、大きなミスはなくなるし、1パット圏内に近づく可能性も出てきます。

★CS放送ゴルフネットワーク「内藤雄士のテクゴル #84」より(放送・見逃し配信中)
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