国内男子
石川遼が逆転Vの最終戦と今シーズンを振り返る「調子を落として苦労したが、また戻すことができた」
2019年12月9日(月)午後4:00
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国内男子ツアーの最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を逆転で制した石川遼が、今大会とともに2019年シーズンを振り返った。
―今の気持ちは?
まさか勝てるとは思わなかったです。本当に最後の9ホールでバーディが良い感じで取れました。3日目までは“我慢”という感じで、そのまま最終日まで終わる可能性もありました。今まで優勝してきた中でもちょっと違うという感じはあります。
―最終日はどのような気持ちで臨んだ?
優勝を強く意識しているというよりは、昨日までと同様に良いショットを続けて行く感じかなと思っていました。昨日よりショットが思うようにいかないこともありましたので、苦しい中ではありましたが、13番からずっと1パットで行けたというのが大きかったです。グリーン上の1打で粘れて、パッティングで流れを悪くせずに次へつなげていけたと思います。
―パッティングが良かった要因について
入れたいという欲は昨日も今日もかなりあったので、それとの戦いでした。今日は打ち急ぐことの無いように心掛け、良いパッティングが決まってくれたので、打っていて楽しかったです。グリーン上の一打はなかなかリカバリーできないものですが、その分、パッティングの持っている強さはあると思いますので、それは活かせたかなと思います。
―後半は攻めて行くつもりだった?
自分から攻めていこうというよりは、流れに身を任せる気持ちでやっていました。トップの今平周吾選手はなかなか落とさないだろうとは思いながら、(優勝スコアは)9アンダーか10アンダーを予想していたので、最後の今平選手のダブルボギーは自分としては驚きでした。みんなプレッシャーの中でやっています。自分も最後はパーを取れば優勝と分かっていたのに、ティーショットをミスしてボギーになってしまった。
―プレーオフを振り返って
本当に楽しかったですけど、苦しかったです。自分の方がボギーを打ちそうな状況にティーショットを打ってしまっていました。パー3はティーショットのミスが凄く響くので、パー4とは違います。そういう意味で自分の得意なアイアンとパッティングを活かせると思っていましたが、緊張からか、今週あまり出ていなかったようなミスショットがありました。今日だけで4回18番ホールを回りましたが、そのうち3回はミスショットになっています。そこからアプローチとパットで凌いで、最後に良いアイアンが打ててパッティングを決めれたことは凄く嬉しかったです。
―生涯獲得賞金が10億円を突破したことについて
全然忘れていました。昨日までたくさん聞かれて、その時は意識していましたが、今日は一回も意識しなかったです。今の今まで獲得賞金というのは意識してなくて、やはり勝利数ですね。まだまだ自分はそんなにたくさん勝利を重ねているわけではありませんし、上には池田勇太さんも居ますので、どんどん自分の勝利数を伸ばしていければと思っています。生涯でいくら賞金を獲得したかというのは、自分としては大きなこだわりはありません。
―来シーズンへの意気込み
今シーズンは序盤でケガをしてしまって、復帰後に2勝することができましたが、そこから一カ月後くらいに調子を落としてしまいました。そこから苦労しましたが、また戻すことができて良かったです。なぜ良いのか、なぜ悪いのかは自分の頭で理解できていないといけないと思います。今後も良かったり悪かったりのゴルフ人生だと思いますが、その都度、頭で理解して行くことが凄く大事です。子供の頃は感覚だけでやっていましたが、この年齢になり、一日ゴルフをやれば情報は得られますし、その中で自分の調子を上げたり保ったりすることが大事だと思います。もっと頭を使って情報を整理しながら1試合1試合高いパフォーマンスを出せるように頑張っていきたいと思います。
―オリンピックについて
出場できる2枠まで差がありますので、かなり頑張らないといけないと思います。でもかなり頑張ったらもしかしたら出れるかもしれないので、少しの可能性でもあるなら諦めずに頑張っていきたいと思います。
―調子の良し悪しについて
ドライバーが良いだけでは勝てないですし、アイアンだけ良くても優勝できないのは明らかで、この2つが良いとスコアは悪くはならないので、ドライバーとアイアン両方のパフォーマンスを高い状態に持って行ったり、キープしたりすることが大事になってくると自分では思っています。アプローチもパターももちろん重要で、パッティングも入る入らないだけでやっているといつの間にか調子を落としたりすることもあるので、物凄く繊細な世界だと思います。そういう意味でも今週はドライバーとアイアンが良かったので、パターが悪くても上位にいることができました。
―選手会長として今年を振り返ると?
凄く難しいですけど、一番は今平選手の「安定感」「強さ」「うまさ」というのを凄く感じました。去年よりも今年はたくさん一緒に回れましたが、最終戦になって凄く飛距離が伸びたなと思いました。彼も見ているところは日本だけではなく世界を見ていると思うので、もっともっと成長できる選手だなと思いました。
あとは、海外の選手が凄く増えました。シード選手も50%近くが海外の選手で、日本シリーズは半分以上が海外の選手。日本ツアーとはいえ、海外のいろいろな国から高いレベルの選手が来て戦ってくれるので、日本の選手ももっと頑張らなきゃという気持ちになると思います。今年凄かったショーン・ノリス選手、チャン・キム選手が来年も引っ張って行くと思いますが、自分ができれば一番上で引っ張れればなと思います。
―今の気持ちは?
まさか勝てるとは思わなかったです。本当に最後の9ホールでバーディが良い感じで取れました。3日目までは“我慢”という感じで、そのまま最終日まで終わる可能性もありました。今まで優勝してきた中でもちょっと違うという感じはあります。
―最終日はどのような気持ちで臨んだ?
優勝を強く意識しているというよりは、昨日までと同様に良いショットを続けて行く感じかなと思っていました。昨日よりショットが思うようにいかないこともありましたので、苦しい中ではありましたが、13番からずっと1パットで行けたというのが大きかったです。グリーン上の1打で粘れて、パッティングで流れを悪くせずに次へつなげていけたと思います。
―パッティングが良かった要因について
入れたいという欲は昨日も今日もかなりあったので、それとの戦いでした。今日は打ち急ぐことの無いように心掛け、良いパッティングが決まってくれたので、打っていて楽しかったです。グリーン上の一打はなかなかリカバリーできないものですが、その分、パッティングの持っている強さはあると思いますので、それは活かせたかなと思います。
―後半は攻めて行くつもりだった?
自分から攻めていこうというよりは、流れに身を任せる気持ちでやっていました。トップの今平周吾選手はなかなか落とさないだろうとは思いながら、(優勝スコアは)9アンダーか10アンダーを予想していたので、最後の今平選手のダブルボギーは自分としては驚きでした。みんなプレッシャーの中でやっています。自分も最後はパーを取れば優勝と分かっていたのに、ティーショットをミスしてボギーになってしまった。
―プレーオフを振り返って
本当に楽しかったですけど、苦しかったです。自分の方がボギーを打ちそうな状況にティーショットを打ってしまっていました。パー3はティーショットのミスが凄く響くので、パー4とは違います。そういう意味で自分の得意なアイアンとパッティングを活かせると思っていましたが、緊張からか、今週あまり出ていなかったようなミスショットがありました。今日だけで4回18番ホールを回りましたが、そのうち3回はミスショットになっています。そこからアプローチとパットで凌いで、最後に良いアイアンが打ててパッティングを決めれたことは凄く嬉しかったです。
―生涯獲得賞金が10億円を突破したことについて
全然忘れていました。昨日までたくさん聞かれて、その時は意識していましたが、今日は一回も意識しなかったです。今の今まで獲得賞金というのは意識してなくて、やはり勝利数ですね。まだまだ自分はそんなにたくさん勝利を重ねているわけではありませんし、上には池田勇太さんも居ますので、どんどん自分の勝利数を伸ばしていければと思っています。生涯でいくら賞金を獲得したかというのは、自分としては大きなこだわりはありません。
―来シーズンへの意気込み
今シーズンは序盤でケガをしてしまって、復帰後に2勝することができましたが、そこから一カ月後くらいに調子を落としてしまいました。そこから苦労しましたが、また戻すことができて良かったです。なぜ良いのか、なぜ悪いのかは自分の頭で理解できていないといけないと思います。今後も良かったり悪かったりのゴルフ人生だと思いますが、その都度、頭で理解して行くことが凄く大事です。子供の頃は感覚だけでやっていましたが、この年齢になり、一日ゴルフをやれば情報は得られますし、その中で自分の調子を上げたり保ったりすることが大事だと思います。もっと頭を使って情報を整理しながら1試合1試合高いパフォーマンスを出せるように頑張っていきたいと思います。
―オリンピックについて
出場できる2枠まで差がありますので、かなり頑張らないといけないと思います。でもかなり頑張ったらもしかしたら出れるかもしれないので、少しの可能性でもあるなら諦めずに頑張っていきたいと思います。
―調子の良し悪しについて
ドライバーが良いだけでは勝てないですし、アイアンだけ良くても優勝できないのは明らかで、この2つが良いとスコアは悪くはならないので、ドライバーとアイアン両方のパフォーマンスを高い状態に持って行ったり、キープしたりすることが大事になってくると自分では思っています。アプローチもパターももちろん重要で、パッティングも入る入らないだけでやっているといつの間にか調子を落としたりすることもあるので、物凄く繊細な世界だと思います。そういう意味でも今週はドライバーとアイアンが良かったので、パターが悪くても上位にいることができました。
―選手会長として今年を振り返ると?
凄く難しいですけど、一番は今平選手の「安定感」「強さ」「うまさ」というのを凄く感じました。去年よりも今年はたくさん一緒に回れましたが、最終戦になって凄く飛距離が伸びたなと思いました。彼も見ているところは日本だけではなく世界を見ていると思うので、もっともっと成長できる選手だなと思いました。
あとは、海外の選手が凄く増えました。シード選手も50%近くが海外の選手で、日本シリーズは半分以上が海外の選手。日本ツアーとはいえ、海外のいろいろな国から高いレベルの選手が来て戦ってくれるので、日本の選手ももっと頑張らなきゃという気持ちになると思います。今年凄かったショーン・ノリス選手、チャン・キム選手が来年も引っ張って行くと思いますが、自分ができれば一番上で引っ張れればなと思います。
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12月5日(木)~12月8日(日)