【動画】日本人初優勝に惜しくも届かず… 谷原、最終ホールで逆転許し2位終戦 優勝はM.グリフィン
2017年1月24日(火)午後3:38
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豪州ツアーの主管競技、BMW ISPSハンダ ニュージーランドオープンは現地時間13日、ニュージーランドのザ・ヒルズを舞台に最終ラウンドの競技を終了。逃げ切りを狙ったホストプロ・谷原秀人は、同組で回ったJGTOメンバー、マシュー・グリフィン(豪)との優勝争いに1打差で敗れ、通算19アンダーの単独2位で4日間を終えた。
3日目に「63」をマークして単独首位に躍り出た谷原。海外ツアー初勝利へ逃げ切りを目指したこの日は、3番でバーディ先行も、2打後方から出たグリフィンがイーグル発進から4番までに4つ伸ばしたことで1打差の2位に後退。それでも、5番バーディ、7番ボギーのあと、9番パー5でカラーからのパットを沈めて2アンダーとし、通算19アンダーで首位に並んで折り返す。
すると13番パー5、グリフィンがボギーを叩いたのに対し、谷原はバーディを奪取。これで2打差の単独首位に浮上し、以降は伸ばし切れないながらも1打リードで最終18番を迎えた。しかし、そのティーショットがブッシュに入り、2打目が手前のバンカーにつかまるトラブル発生。2打目をベタピンに寄せたグリフィンを前に、3打目はピンを大きくオーバーし、約5メートルからパーセーブ出来ず万事休す。冷静にウィニングパットを決めたグリフィンが逆転での戴冠を果たした。
「最後はティーショットがブッシュに入らないよう軽く打ったが、硬くて転がりやすくなっていた」と勝負を分けた最終ホールを振り返る谷原。それでも「ナイスプレー」だったと4日間への満足を口にしながら「スイングも変えている途中。調整とか課題はあるので、そこを重点的にやっていきたい」と、約1か月後の国内開幕戦を見据えた。109年という長い歴史を持つ同大会で記念すべき日本人初優勝とはならなかったものの、国内ツアー初戦(6位タイ)に続いての上位フィニッシュを記録し、今季の活躍に期待の持てる内容を見せている。
その他日本勢は、3位タイからのスタートとなった薗田峻輔が、5バーディ、1ボギーの4アンダー68で、通算14アンダー3位タイ。15位タイから出た藤本佳則は、4連続を含む計8バーディのチャージで「65」をマークし、通算13アンダー単独5位に食い込んだ。この日のベストスコアを叩き出した藤本は競技後、「上出来。特に何も良くなかったし、ショットもそんなに良くなかったが、流れは良かった。上りでしっかりバーディが獲れたのはパットのおかげ」と手応えを語った。
そのほか、10位タイから上位進出を目指した永野竜太郎は「71」と大きく伸ばせず、通算8アンダー16位タイで終戦。選手会長・宮里優作は連日の「71」で通算2アンダー40位タイとなった。また、片岡大育は通算イーブンパーの48位タイ、太田直己は通算3オーバーの54位タイで大会を終えている。
「2016 BMW ISPSハンダ ニュージランドオープン」全ラウンド独占生中継!大会最終日の再放送は3/13(日)午後9時から放送!
3月13日(日)午後9:00?0:00 ※再放送 【LIVE&見逃し配信】2016 BMW ISPSハンダ ニュージランドオープン
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写真提供:Getty Images