史上6人目のツアー通算30勝 再び賞金王へ ?片山晋呉?
2015年9月27日(日)午前10:34
2013年に5年ぶりとなるツアー優勝を果たした片山晋呉。そこから3年連続で1勝をマークし、迎えた2016年は節目とあるツアー通算30勝に王手をかけてのシーズンとなった。
しかし、序盤は苦戦が続いた。開幕戦のSMBCシンガポールオープンで予選落ちを喫すると、パナソニックオープンでは決勝ラウンドを67-68でラウンドして9位タイに入ったが、齟齬は上位争いに絡むことができない試合が続いた。さらに、日本プロゴルフ選手権大会からは出場3試合連続で予選落ちとなった。
8月には松山英樹の辞退によって日本代表入りを果たしたリオデジャネイロ五輪に出場。初日から出遅れ単独54位に終わったものの、最終日は「66」をマークして見せ場を作った。そして、国内ツアーの後半戦は徐々に復調。HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLFで3位タイ、日本オープンゴルフ選手権で単独5位に入ると、マイナビABCチャンピオンシップでは最終日を単独2位から出ると「68」でラウンドして逆転優勝。4年連続となるツアー優勝とともに、史上6人目となる通算30勝目を手にした。
最終的に片山は優勝1回、トップ10入り4回、トップ20入りは9回を記録し、賞金ランキングは9位でフィニッシュ。これは復帰優勝を遂げた2013年以来最低の数字となったが、本人は2008年以来となる6度目の賞金王を諦めていない。独自のトレーニングやパッティングスタイルなどツアーでも屈指の経験を誇る43歳は2017年にどのようなプレーを見せるのか期待が集まる。
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(写真:Getty Images)