国内男子ツアーのブリヂストンオープンは20日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースを舞台に開幕。現在、賞金ランキング2位の谷原秀人が9アンダー「62」と圧巻のバーディラッシュで単独首位に立った。

　今季2勝の谷原は、出だしの3ホールで2つのバーディをマークすると、15番から連続バーディを奪取し、スコアを4アンダーまで伸ばす。後半、4番パー4でセカンドをカップに沈めイーグルを奪うと、続く5番もバーディ。さらに勢いに乗った谷原は上り2ホールでもバーディパットで締め、ノーボギーの「62」でホールアウト。今季3勝目に向けて、これ以上ない初日となった。

　トップと2打差の2位タイには李尚熹（韓）、文景俊（韓）の2人。6アンダー65の単独4位に今季の日本オープンゴルフ選手権でローアマチュアを獲得した比嘉一貴（東北福祉大3年）が入っている。また、9月初旬のフジサンケイクラシック以来、国内ツアーに出場した金庚泰（韓）は5アンダー66で5位タイにつけた。

　その他、今季1勝の時松隆光、小田孔明、今平周吾、永野竜太郎らは4アンダー67の8位タイ。現在、賞金ランキング1位の池田勇太は3アンダー68で19位タイとなっている。池田は前週の日本オープンゴルフ選手権で2位タイに入り、谷原と賞金ランクが入れ替わったが、2人の賞金差は約900万円で、今週の結果次第では変動する可能性は十分にある。明日以降も谷原と池田の賞金王争いに注目したい。

　また、今大会招待選手のブラント・スネデカー（米）は2アンダー69の27位タイ、ブライソン・デシャンボー（米）は2番ホール（インスタート）終了後に背筋痛を理由に棄権している。