連覇狙うI.パーク、対抗馬にK.ウェブ、A.ノルドクビスト
2014年4月3日(木)午前10:50
インビー・パーク(韓)が、昨季の快進撃の発端となった大会で連覇を狙い、今季も波に乗ろうと目論んでいる。
米女子ツアー今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権が現地時間3日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に開幕。現在ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1の座に君臨するパークは、昨年の同大会優勝後、ウェグマンズLPGA選手権、全米女子オープンとメジャー3連勝する破竹の勢いを見せ、女王の座に就いた。
メジャー4連勝の偉業がかかった全英リコー女子オープンは残念ながら42位タイに終わり、メジャー5試合目となったエビアン選手権も67位タイとふるわなかったが、前半戦の猛攻が効いてプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)&賞金女王の二冠を獲得している。
今季も優勝こそないが、開幕から単独2位、4位タイ、10位タイ、6位タイと相変わらずの強さを発揮。「私はメジャーだからといって頑張るのではなく、すべての試合で勝とうと思っている。今年もそうです。去年の終わりにメジャーのことを考え過ぎていたことを考えた。でも、今年はすべてをいつもと同じようにプレーしたい」と自然体で臨むことを宣言している。果たしてアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)以来となる連覇(01、02年)となるだろうか。
No.2のスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が故障のため欠場することから、パークの対抗馬は今季2勝しているカリー・ウェブ(豪)&アンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)、ポーラ・クリーマー(米)といった面々となりそうだ。さらにステイシー・ルイス(米)、レクシー・トンプソン(米)、リディア・コ(ニュージーランド)らも侮れず、メジャーは初戦から激しい戦いが繰り広げられるに違いない。
同大会は1972年に始まり、今年で43回目の開催となるが、長い間スポンサーを続けてきたクラフトフーズが降板することが決まっており、来年以降の予定は決まっていない。選手には人気の大会とあって惜しむ声は大きいだけに、大会を盛り上げて新しいスポンサーを確保したい気持ちもトッププレーヤーたちにはあるようだ。
日本勢は、エース宮里藍をはじめ、宮里美香、有村智恵、上原彩子、野村敏京の米ツアー常駐組、さらに国内女子ツアーから横峯さくらが参戦。樋口久子前日本女子プロゴルフ協会会長が全米女子プロゴルフ選手権(現ウェグマンズLPGA選手権)を制した77年以来、37年ぶりのメジャー制覇を目指す。