海外メジャー第2戦の全米プロゴルフ選手権が15日に幕を開ける。今年の舞台はウェルズファーゴチャンピオンシップ（現・トゥルーイストチャンピオンシップ）の開催コースとして知られるノースカロライナ州のクエイルホロークラブ（7,626ヤード・パー71）。日本勢は松山英樹、久常涼、中島啓太、金谷拓実の4人がプレーする。

　今季の松山は開幕戦のザ・セントリーでツアー通算11勝目を達成。ここまで11試合でトップ10入りはその優勝のみだが、トップ25入りは7度と常に上位争いに加わっている。前週にペンシルベニア州のザ・フィラデルフィアクリケットクラブで実施されたトゥルーイストチャンピオンシップも3日目に「63」を叩き出して17位タイに入った。

　全米プロは13年連続13度目の出場となる。2016年大会の4位タイが最高。前回クエールホローで行われた2017年大会は優勝目前まで迫りながら5位タイに終わった。悔し涙を流した8年前の雪辱を胸に、2021年のマスターズトーナメント以来2度目のメジャータイトルを目指す。

　また、久常は2年連続2度目の全米プロへ。ケンタッキー州のバルハラゴルフクラブで開催された昨年大会は松山（35位タイ）を上回る18位タイに食い込んだ。ツアー2年目の今季はすでにトップ10入り3度をマークしており、大舞台でも存在感を示したいところ。中島は2年連続2度目、金谷は2年連続4度目の出場で初の決勝ラウンド進出を目指す。

（写真：Getty Images）