海外男子
R.フォックス、劇的チップインで米ツアー初V「プレッシャーから少し解放される」
2025年5月12日(月)午後4:19

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38歳のライアン・フォックス(ニュージーランド)が11日、米男子ツアーのマートルビーチクラシックで悲願のツアー初優勝を飾った。
決着がついたのはプレーオフ1ホール目。グリーン奥から放ったチップショットがピンに吸い込まれる劇的なバーディフィニッシュとなり、マッケンジー・ヒューズ(カナダ)、ハリー・ヒッグス(米)との競り合いに終止符を打った。
「正直、あの瞬間の記憶はぼんやりしてる」とフォックスは笑う。「似たようなラインを本戦中に右に外していたので、キャディが『そんなに切れないから真っすぐでいい』とアドバイスしてくれた。狙った場所に打てて、それが入ってくれた」。
欧州ツアーでは通算4勝を挙げているフォックスだが、米ツアーでは長らく苦戦してきた。「昨年はギリギリでシードを守れたが、家族を連れて長旅をしていたら、やっぱり疲れも出る。アメリカはコースも文化もすべてが新しくて難しかった」と、転戦生活の厳しさを正直に語った。
それでも「ずっと自分はこのレベルで戦えると信じていた」という気持ちは揺るがなかった。実際、今大会ではプレー内容も安定していた。「フェアウェイを外したのは2回くらい。特に17番のショットは最高だったし、5番ではミスショットをリカバリーできた。最終ホールはちょっと雑だったが、プレーオフに残れた時点で満足していた」。
リゾート地、マートルビーチでの開催も楽しんでいた様子だった。「去年も家族と来てすごく楽しかった。今回は釣りもできたし、子どもたちとビーチやウォーターパークでも遊べた。ゴルフ以外の時間が充実すると、コースでもいい影響がある」。水曜日のプロアマ後にはヒラメも釣るなど、滞在そのものを満喫していた。
優勝直後には、グリーン上に妻と二人の娘が駆け寄ってきた。「母の日にトロフィーをプレゼントできたのは最高の結果。娘たちは何が起きたか分かっていないが、写真や記憶に残る瞬間になった」と、家族との時間に感無量の表情を見せた。
今後については「プレッシャーから少し解放されると思う。2022年に中東で勝った時も、そこから一気に流れが良くなった。今年もそうなるといい」と期待を込めた。「この世界では勝てる機会は多くない。だからこそ、この1勝がどれほど貴重なものか心から感じている」とフォックスは語り、静かに会場を後にした。
(写真:Getty Images)
決着がついたのはプレーオフ1ホール目。グリーン奥から放ったチップショットがピンに吸い込まれる劇的なバーディフィニッシュとなり、マッケンジー・ヒューズ(カナダ)、ハリー・ヒッグス(米)との競り合いに終止符を打った。
「正直、あの瞬間の記憶はぼんやりしてる」とフォックスは笑う。「似たようなラインを本戦中に右に外していたので、キャディが『そんなに切れないから真っすぐでいい』とアドバイスしてくれた。狙った場所に打てて、それが入ってくれた」。
欧州ツアーでは通算4勝を挙げているフォックスだが、米ツアーでは長らく苦戦してきた。「昨年はギリギリでシードを守れたが、家族を連れて長旅をしていたら、やっぱり疲れも出る。アメリカはコースも文化もすべてが新しくて難しかった」と、転戦生活の厳しさを正直に語った。
それでも「ずっと自分はこのレベルで戦えると信じていた」という気持ちは揺るがなかった。実際、今大会ではプレー内容も安定していた。「フェアウェイを外したのは2回くらい。特に17番のショットは最高だったし、5番ではミスショットをリカバリーできた。最終ホールはちょっと雑だったが、プレーオフに残れた時点で満足していた」。
リゾート地、マートルビーチでの開催も楽しんでいた様子だった。「去年も家族と来てすごく楽しかった。今回は釣りもできたし、子どもたちとビーチやウォーターパークでも遊べた。ゴルフ以外の時間が充実すると、コースでもいい影響がある」。水曜日のプロアマ後にはヒラメも釣るなど、滞在そのものを満喫していた。
優勝直後には、グリーン上に妻と二人の娘が駆け寄ってきた。「母の日にトロフィーをプレゼントできたのは最高の結果。娘たちは何が起きたか分かっていないが、写真や記憶に残る瞬間になった」と、家族との時間に感無量の表情を見せた。
今後については「プレッシャーから少し解放されると思う。2022年に中東で勝った時も、そこから一気に流れが良くなった。今年もそうなるといい」と期待を込めた。「この世界では勝てる機会は多くない。だからこそ、この1勝がどれほど貴重なものか心から感じている」とフォックスは語り、静かに会場を後にした。
(写真:Getty Images)
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