トップ3に10代2人 メジャー初VはレクシーかM.ウィーか…?
2014年4月6日(日)午前11:30
新旧天才少女レクシー・トンプソン(米)とミッシェル・ウィー(米)がいずれ劣らぬ好プレーで首位に並び、メジャー初優勝を狙う願ってもない展開が繰り広げられている。
米女子ツアー今季メジャー初戦のクラフト・ナビスコ選手権は現地時間5日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCC ダイナ・ショア・トーナメントCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。通算10アンダーまでスコアを伸ばしたレクシーとウィーがメジャー5勝の朴セリ(韓)と話題の18歳チャーリー・ハル(英)に2打差をつけトーナメントをリードした。
先手を取ったのはアマチュア時代の2004年、14歳で挑んだ同大会であと一歩で優勝(単独4位)まで行ったウィー。序盤から着実にバーディを積み重ね、ノーボギーの4アンダー68をマークし二桁アンダーでホールアウト。一方19歳のレクシーは前半もたついたが後半3バーディを奪って一時通算11アンダーまでスコアを伸ばし単独トップに躍り出た。あいにく最終18番でボギーを叩きウィーに並ばれたが、ツアー通算4勝目に向け絶好のポジションを確保。最終日は元祖天才少女ウィーとの飛ばし屋対決が実現することになった。
そしてもう1人の10代ハルはこの日のベストスコア、6アンダー66(ノーボギー)を叩き出し11位タイから3位タイにジャンプアップ。昨年の欧米チーム対抗戦、ソルハイムカップで欧州チームの勝利に貢献した有望株にもメジャー制覇のチャンスが訪れた。
一方、ベテランも黙っていない。この日は1つしかスコアを伸ばせなかったが、朴も3位タイからの逆転を狙っており、通算6アンダー5位タイにつける44歳のカトリオーナ・マシュー(スコットランド)と36歳のクリスティー・カー(米)の存在も不気味。最終日は経験豊富なメジャーチャンピオンたちの逆襲も大いにあり得る。
その他、通算5アンダー7位タイにフォン・シャンシャン(中)、通算4アンダー9位タイにステイシー・ルイス(米)、アザハラ・ムニョス(スペイン)、申智愛(韓)ら。ロレックスランク(女子世界ランク)1位のインビー・パーク(韓)は通算1オーバー34位タイで連覇は難しくなった。
日本勢は苦戦。横峯さくらと野村敏京が通算6オーバー63位タイ、宮里藍が通算8オーバー70位タイに低迷している。