L.ドナルドが完全優勝! アマ松山は単独2位
2012年11月18日(日)午後5:44
- この記事のキーワード
国内最高峰の賞金総額を誇る国内男子ツアー、ダンロップフェニックストーナメントは18日、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。初日からトーナメントをリードしてきたルーク・ドナルド(英)が3アンダー68で回り、通算16アンダーで完全優勝を達成した。アマチュアの松山英樹は5バーディ、1ボギーの4アンダー67でプレーし、通算11アンダー単独2位に入った。石川遼は1アンダー70のラウンドで通算1アンダー22位タイで終戦している。
この日に4打差をつけ単独トップでスタートしたドナルドは、4番でバーディを奪うと7番パー5ではイーグル奪取に成功。続く8番もバーディとし独走態勢に入る。そこで気が緩んだのか続く9番、10番で連続ボギーを叩いたが、その後はスコアを落とすことなくパーセーブを続け、最終18番をバーディで締めて3アンダー68でフィニッシュ。世界ランク3位の貫禄を見せつけ、後続に5打差をつける圧勝で日本ツアー初優勝を飾った。
過去にタイガー・ウッズ(米)やセベ・バレステロス(スペイン)などが優勝している本大会を制したドナルドは、優勝インタビューで「すばらしい歴代優勝者に自分の名を刻むことができてうれしいです」と声を弾ませた。
そのドナルドには及ばなかったものの、この日6位タイでスタートした松山が猛チャージを見せた。前半に7番、8番で連続バーディを奪うなど3つスコアを伸ばすと、ドナルドが足踏みをしている間に11番、12番で連続バーディを奪い3ストローク差まで詰め寄る。その後は13番のボギー以降スコアを伸ばすことはできなかったが、4アンダー67のラウンドで通算11アンダーとし、堂々の単独2位で大会を終えた。
2週連続Vがかかっていた石川は序盤の2番でボギーを先行させると、12番でもこの日2つ目のボギーを叩く。その後13番、14番で連続バーディを決めるなど終盤に巻き返しを見せるも1アンダー70どまり。通算1アンダーでニコラス・コルサールツ(ベルギー)らと並ぶ22位タイで4日間の競技を終えた。
その他上位陣は、小田孔明が通算10アンダー単独3位、賞金ランク首位の藤田寛之が、ブレンダン・ジョーンズ(豪)と並び通算9アンダー4位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの武藤俊憲が通算8アンダーで谷原秀人、アルバロ・キロス(スペイン)と共に6位タイに入った。前日2位タイの薗田峻輔は3つスコアを落として通算6アンダー10位タイ、賞金ランク2位の谷口徹は通算3アンダー16位タイだった。