賞金王争いは佳境に突入! 復活を狙う昨年覇者の河野
2012年10月24日(水)午前9:47
国内男子ツアーの賞金王争いがいよいよ白熱している。
25日開幕のマイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント(兵庫県、ABCゴルフ倶楽部)を前にした現在の賞金ランキングは、3勝している藤田寛之が1億1,754万6,222円でトップに立ち、初の賞金王タイトルに向けて突き進んでいる。
だが、先週のブリヂストンオープンゴルフトーナメント最終日の最終ホールで劇的なイーグルを奪い、逆転で藤田を下した谷口徹が約2,754万円差ながら藤田に迫っているのだ。さらに約237万円差で池田勇太が続いており、賞金総額1億5,000万円、優勝賞金3,000万円の今大会から戦いは激しさを増していく。
また、昨年大会でその後賞金王となるベ・サンムン(韓)を撃破してツアー初優勝を飾った河野晃一郎は、今季20試合で予選落ち12回と苦しい状態での参戦。優勝したことでさらなるレベルアップを求めた結果、精神的に自分を追い詰めてしまい不振に陥った。
だが、3週間前から谷口に教えを請うことを決意。先週のブリヂストンオープンでの劇的イーグル優勝を目の当たりにした。笑顔が魅力の男から消えかけて笑みが、谷口のアドバイスで再び心から笑えるようになるのか。思い出の地での戦いにも注目だ。
また、2週連続でツアー初優勝のチャンスがありながら、いずれも逃している宮里優作も出場。池田、藤本佳則というイキのいい若手2人と予選ラウンドで同組となり、こちらからも目が離せない。
そして、先週はワンアジアツアーのコロン韓国オープン出場で日本を離れていた石川遼も参戦。2008年にプロ初優勝を飾った大会で約2年ぶりの勝利に挑む。