ベテランと若手が入り混じるツアー終盤戦の戦い!
2012年10月17日(水)午前9:58
実力者2人が予選ラウンドで直接対決だ。
いよいよ終盤戦に突入した国内男子ツアー、ブリヂストンオープンゴルフトーナメントが18日、千葉県の袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コースを舞台に開幕。注目のペアリングがいくつか見られるが、中でも玄人好みなのが藤田寛之、片山晋呉、薗田峻輔の3人だ。
史上最年少シード選手で、今季はコカ・コーラ東海クラシックで優勝争いを演じるなど元気なところを再び見せている片山と、すでに3勝して初の賞金王タイトルに向けて突っ走っている藤田の“アラフォーコンビ”。これに絡む薗田は石川遼、池田勇太とともに将来のツアーを背負う存在と言われながら、一昨年の初優勝以来勝てていない眠れる獅子だ。誰がどのようなスコアを出しても不思議ではない。
また、先週の日本オープンゴルフ選手権競技では単独3位に終わり、惜しくも今季初優勝を逃した平塚哲二、今季の前半戦を盛り上げたルーキーの藤本佳則、一昨年の賞金王である金庚泰(韓)の組も興味深い。
さらに忘れてはならないのが、その平塚を大逆転で下し日本オープン初制覇を達成した久保谷健一、地元沖縄での同大会でツアー初優勝に手が届かなかった宮里優作、今季国内メジャー初戦の日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯を制した実力者である谷口徹の激突だ。
もちろん、大会主催のブリヂストンの契約選手で、先々週のキヤノンオープンで今季初優勝を飾った池田も気合十分。先週の日本オープンでも優勝争いに顔を出しかけながら、最終日に『77』と踏ん張りきれずに10位タイに終わっているが、好調さは維持している。
ホスト意識は高く、毎年優勝への思いをひときわ強く持って臨んでいる今大会では、2009年、10年と連覇しているが、昨年はまさかの予選落ち。それだけに“今年こそ”の思いは強い。自宅から遠くないコースが舞台と言うこともあり、大会3勝目にピタリと照準を合わせており、激戦必至の様相だ。