前日、雷雲接近の影響でサスペンデッドとなった国内女子ツアーの今季公式戦第2戦、日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯は8日、滋賀県のタラオカントリークラブ 西コースを舞台に第2ラウンドの続きと第3ラウンドの競技を終了。第2ラウンドで単独トップに浮上した有村智恵が第3ラウンドでも3つスコアを伸ばして通算13アンダーとし、単独首位で最終日に臨む。

　今季3勝目を狙う有村は第3ラウンドの前半、我慢のゴルフが続きノーボギー、1バーディの1アンダーで折り返す。後半も12番でバーディ奪ったが16番でボギーを叩き、スコアをなかなか伸ばせずにいた。それでも、勝負どころの上がり2ホールで連続バーディを奪って3アンダー69。通算13アンダーとし、単独2位の吉田弓美子に3打差をつけて国内メジャー初制覇に王手をかけた。

　また、第3ラウンドで最もスコアを伸ばしたのは金田久美子だった。インからスタートすると、出だしの4ホールで3つのバーディを奪いスタートダッシュに成功。15番ではイーグルを奪取し前半に5つスコアを伸ばすと、後半も3バーディ（1ボギー）を奪って7アンダー65をマークした。カットラインぎりぎりの55位タイで予選通過した金田だったが、第3ラウンドで一気に通算4アンダー9位タイまで浮上している。

　その他上位陣は、首位の有村に7打差の3位タイに大江香織、下村真由美、金ナリ（韓）の3人。通算5アンダー6位タイに米女子ツアー賞金ランクトップの朴仁妃（韓）、笠りつ子、ヤオ・シュエイー（台）がつけている。

　このほか主な選手では、3年連続賞金女王を狙うアン・ソンジュ（韓）が通算2アンダー16位タイ。横峯さくら、全美貞（韓）、不動裕理らが通算1アンダー21位タイで最終日を迎えることになった。