国内女子ツアー、ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメントは2日、岐阜県のみずなみカントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位に1打差の2位タイからスタートしたアン・ソンジュ（韓）が最終18番のバーディで通算15アンダーとし、先週のニトリレディスゴルフトーナメントに続く今季3勝目を飾った。単独首位でスタートした有村智恵はトップの座を守りきれず、通算13アンダー3位タイに終わった。

　前日2位タイにつけたアンが3年連続賞金女王に向け貫禄のゴルフを披露した。出だし1番で幸先良くバーディを奪うと、3番から3連続バーディを奪取。4アンダーで折り返した後半は、16番までに2つスコアを伸ばして通算15アンダーとするが、勝負どころの17番で痛恨のボギー。この後、最終ホールでバーディを奪い通算14アンダーで先にホールアウトした李知姫（韓）に並ばれ、首位タイで最終ホールへ。

　そして迎えた18番、第2打をピタリとピンに寄せるとしっかりバーディパットを決めて単独トップでフィニッシュ。後続がアンに追いつくことが出来なかったため、2週連続となる今季3勝目を手にした。この勝利で今季の獲得賞金額を9,067万9,500円としたアンは、賞金レーストップの全美貞（1億5万8,332円）との差を約1,000万円に縮めている。

　一方、単独トップからの逃げ切りVを狙った有村は、スタートホールでバーディを奪って以降前半はすべてパープレー。後半序盤にようやく2つのバーディを奪い首位を走るアンに喰らいついたものの、その後はスコアを伸ばすことが出来ず、今季3勝目を逃した。

　その他上位陣は、この日1イーグル、5バーディ（1ボギー）を奪い6アンダー66をマークした李が通算14アンダーで単独2位。有村と並ぶ3位タイにこの日のベストスコア7アンダー65をマークした森田理香子が食い込み、通算12アンダー5位タイに馬場ゆかり、ウェイ・ユンジェ（台）の2人が入った。また、賞金ランク3位の服部真夕が通算11アンダー7位タイ、笠りつ子が通算6アンダー22位タイで3日間の競技を終えている。