1日に行われた国内女子ツアー、ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント（岐阜県、みずなみカントリー倶楽部）第2ラウンドは、雷雲接近のため2時間近く中断したものの、全選手がホールアウトして競技を終了。この日首位に1打差の2位タイからスタートした有村智恵が5アンダー67をマークして通算10アンダーで単独トップに躍り出た。1打差の2位タイには木戸愛、アン・ソンジュ（韓）、黄アルム（韓）の3人がつけ、2打差の5位タイに服部真夕、李知姫（韓）らが続いている。

　今大会開幕前の8月30日に米ツアー挑戦を表明した有村は好位置からスタートすると、この日も快調にスコアを伸ばした。序盤こそパープレーが続いたが、5番から3連続バーディを奪うと、9番からも再び3連続でバーディを奪取。最終ホールこそダブルボギーを叩いたものの、7つのバーディを量産して5アンダー67。通算10アンダーとして後続に1打差ながら今季3勝目に王手をかけた。

　また、7月のサマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントでツアー初優勝を飾った木戸愛が7バーディ、ノーボギーで回り、この日のベストスコア7アンダー65をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばして今季2勝目を射程圏内にとらえる2位タイに浮上した。

　その他上位陣は、通算7アンダー9位タイに木戸と同じく7アンダー65で回ったウェイ・ユンジェ（台）のほか、馬場ゆかり、青山加織らがつけ、通算6アンダー13位タイに森田理香子、表純子、前日のトーナメントリーダーの福田裕子らが名を連ねている。

　現在賞金ランク4位の笠りつ子は1つスコアを落としたものの、通算2アンダー34位タイでディフェンディング・チャンピオンの葉莉英（中）らと共に予選通過。一方で、飯島茜、藤本麻子、原江里菜、金田久美子らが決勝ラウンド進出を逃している。