国内女子ツアーのCAT Ladiesが17日、神奈川県の大箱根カントリークラブを舞台に開幕。昨季大会の雪辱を期す森田理香子、開幕戦Vの斉藤愛璃、ツアー24勝の福嶋晃子の3人が4アンダー69をマークして首位の座を分けた。連覇を狙う有村智恵は、3オーバー76を叩き64位タイと出遅れている。

　昨年の同大会最終日、森田は有村智恵と最終組で激しい一騎打ちを展開。森田は15番で単独首位に立ったが、続く16番で有村に逆転され優勝を逃した。その雪辱に燃える森田は今季、20試合に出場してトップ10に9回、2位（タイ含む）にも2回食い込むなど好調を維持しながらも勝利には届いていない。

　リベンジの舞台で優勝をつかみたい森田はこの日バーディ発進を切ると、2番でボギーを叩いたものの、9番でバーディを奪い返して1アンダーでハーフターン。後半に入ると出だし10番のバーディで勢いに乗った森田は13番、14番で連続バーディを奪って4アンダー69。絶好のポジションから今季初Vを狙う。

　また、森田と共に首位タイに立った斉藤は前半を3バーディ、2ボギーでラウンドして1アンダーとすると、後半に3つスコアを伸ばして好発進。ツアー25勝目を目指す福嶋は後半に4バーディの猛攻を見せ、リーダーボードの最上段を射止めた。

　一方、ディフェンディング・チャンピオンの有村は苦しい初日となった。出だし1番でボギーを先行させると、5番、9番でもボギーを叩き2オーバーで折り返す。後半も巻き返しならず、1バーディ、2ボギーで回り3オーバー76。首位と7打差の64位タイと連覇が危くなる大きな出遅れとなった。

　その他上位陣は、首位に1打差の4位タイに茂木宏美と山村彩恵の2人。2打差の6位タイに前週優勝の吉田弓美子、笠りつ子、大江香織、全美貞（韓）らがつけた。現在賞金ランク3位の服部真夕は1アンダー72で佐伯三貴、原江里菜らと並び15位タイ。横峯さくらは3バーディ、4ボギーの1オーバー74で40位タイとなっている。