ツアー4勝の武藤が単独首位! ルーキー藤本は94位タイ出遅れ
2012年8月16日(木)午後7:05
国内男子ツアーの関西オープンゴルフ選手権競技が16日、大阪府の泉ヶ丘カントリークラブを舞台に開幕。ツアー4勝の武藤俊憲がノーボギーの7アンダー64をマークし、単独トップに立った。1打差の2位タイに薗田峻輔、篠崎紀夫の2人がつけ、2打差の4位タイに矢野東、谷昭範ら4人がつけている。注目のルーキー藤本佳則は2オーバー73を叩いて94位タイと大きく出遅れた。
今季の武藤は6月の?全英への道? ミズノオープンで2位タイに入り、全英オープンの出場権を獲得。3度目の出場となった大本番では初日6位タイと好発進を切るなど見事に予選突破を果たした。その後、今月上旬にはWGC-ブリヂストン招待にも出場し、海外の実力者と共にラウンドすることで一回り大きくなって帰ってきた。
その武藤がこの日会心のゴルフを披露。出だし3ホールで2バーディを奪う好スタートを切ると、7番、9番でもバーディを重ね4アンダーで折り返す。後半も勢い衰えず13番、14番で連続バーディを奪うなど3つスコアを伸ばして7アンダー64でホールアウト。海外の大舞台で揉まれた34歳が絶好のポジションから今季初優勝を狙う。
また、今季は初日の出遅れが目立つ池田勇太だが、久々にまずまずのスタートを切った。前半は13番、14番で連続ボギーを叩く苦しい立ち上がりとなったが、15番でバーディを奪取。1オーバーで折り返すと、4番のバーディでイーブンパーに戻し、最終9番もバーディで締めて1アンダー70にスコアをまとめた。平塚哲二、深堀圭一郎、ルーキーの浅地洋佑らと共に首位に6打差の26位タイと、まだまだ十分逆転可能な位置につけている。
その他上位陣は、米男子ツアーの全米プロゴルフ選手権に出場していた金庚泰(韓)が9番でイーグルを奪うなど4アンダー67で回り単独8位。ディフェンディング・チャンピオンのチョ・ミンギュ(韓)も3アンダー68の9位タイと好発進を切った。
一方、金庚泰と同じく全米プロ帰りの藤田寛之は2バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1オーバー72で75位タイ。今季2勝目を狙う藤本は2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーを叩いて2オーバー73の94位タイと苦しい初日となった。