国内女子ツアーのNEC軽井沢72ゴルフトーナメントが10日、長野県の軽井沢72ゴルフ北コースを舞台に開幕。この日4アンダー68をマークした表純子、日下部智子、ジャン・ウンビ（韓）の3人が首位タイに立った。今季3勝目を目指す有村智恵は5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回り、首位に1打差の4位タイと好発進を切った。

　現在賞金ランキング5位の有村はこの日、2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すと、後半出だし直後の11番をボギーとしたものの、12番、13番で連続バーディを奪い返す。その後パープレーが続いたが、最終18番をバーディで締めて3アンダー69。笠りつ子、不動裕理、金田久美子らと並び4位タイの好ポジションを確保した。

　ディフェンディング・チャンピオンで現在賞金ランク2位のアン・ソンジュ（韓）はバーディ発進を切るも続く2番をボギーとする。それでも5番、6番で連続バーディを奪取して2アンダーでハーフターン。後半は1バーディ、1ボギーとスコアを伸ばせず2アンダー70でホールアウトした。首位から2打差の13位タイと、連覇に向けまずまずの位置につけている。

　前週のｍｅｉｊｉ カップで2位タイに入り復活を印象づけた諸見里しのぶは、3バーディ、2ボギーの1アンダー71のラウンドで横峯さくら、馬場ゆかり、佐伯三貴らと共に18位タイ。現在賞金ランクトップの全美貞（韓）はイーブンパー72でプレーして同ランク3位の服部真夕らと共に36位タイとやや出遅れた。

　一方で、本大会4勝を誇るホステスプロの福嶋晃子は5ボギー（3バーディ）を叩き2オーバー74。木戸愛、李知姫（韓）らと並び68位タイと苦しい初日となっている。