20歳の川村が逆転優勝! ツアー史上5番目の若さ
2013年9月29日(日)午後6:16
アジアンツアーと共催で行われている国内男子ツアーのアジアパシフィック パナソニックオープンは29日、大阪府の茨木カンツリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。20歳の川村昌弘が通算9アンダーまでスコアを伸ばしてツアー初優勝を飾った。また、2009年全米プロゴルフ選手権チャンピオンのY・E・ヤン(韓)が単独3位に入っている。
アウトスタートの川村は、2、3番で連続バーディを奪って絶好のスタート。だが、続く4番、5番でボギーを叩いて後退、9番パー4もボギーとして優勝争いから一歩遠のいてしまう。しかし、後半最初の10番でバーディを決めると勢いを取り戻し、上がりの2ホールを連続バーディで締めて7バーディ、3ボギーの4アンダー67でホールアウト。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、念願のツアー初優勝をつかんだ。20歳3か月4日での勝利は、石川遼や松山英樹らに次ぐ、ツアー史上5番目に早い記録だった。
一方、前日単独首位に躍り出たパク・エスジェイ(韓)は15番までに3つスコアを伸ばして勝利を手中に収めたかに見えたが、16、17番で連続ボギーを叩き、1アンダー70止まり。通算8アンダー単独2位でツアー2勝目はお預けとなった。
また、メジャー覇者のヤンは11番パー4で痛恨のトリプルボギーを叩きリーダーボードを後退。しかしながら、13番からの3連続バーディで2アンダー69にスコアをまとめて通算7アンダー単独3位に食い込んだ。
その他上位陣は、通算5アンダー4位タイに貞方章男、ブラッド・ケネディ(豪)ら。通算3アンダー7位タイに山下和宏、ウェード・オームズビー(豪)の2人が続いている。平塚哲二は通算イーブンパー12位タイ。一方、予選ラウンドを単独首位通過したパリヤ・ジュンハサバスディクル(タイ)は6オーバー77を叩き、通算2オーバー22位タイに順位を下げた。また、初日単独首位発進の片山晋呉は、通算3オーバー27位タイで4日間の競技を終了している。