B.ジョーンズ今季2勝目! アマ松山は猛追及ばず2打差2位タイ
2012年7月29日(日)午後5:34
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国内男子ツアーのサン・クロレラ クラシックは29日、北海道の小樽カントリー倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。首位に1打差の2位タイでスタートしたブレンダン・ジョーンズ(豪)が3バーディ、1ボギーの2アンダー70、通算15アンダーで逆転優勝を果たし、今季2勝目を飾った。前日単独5位のアマチュア松山英樹は後半に4連続バーディを奪うなど追い上げを見せたが、ジョーンズに2打及ばず2位タイに終わった。
前日2位タイの好位置につけたジョーンズが粘りのゴルフで今季開幕戦以来の勝利をつかんだ。序盤は1番から5ホール連続でパープレーを続けると、6番でようやく最初のバーディを奪う。前半をこのまま1アンダーで終えると、後半出だしの10番でボギーを叩き一歩後退。それでも、13番でバーディを奪い返して単独トップに躍り出ると、最終18番をバーディで締め逆転でツアー通算12勝目を飾った。
一方、自身2度目のアマチュアVを狙った松山だったが、この日は苦しい出だしとなった。序盤の3番でボギーを先行させると、5番で痛恨のダブルボギー。それでも直後の6番でバーディを奪い返すと、8番でもバーディを重ね1オーバーで折り返す。優勝のためにスコアを伸ばしたい後半、松山は11番をボギーとするも13番から怒涛の4連続バーディを奪取して猛チャージを披露。さらに最終18番でもバーディを奪って首位との差を1ストロークに縮めて通算13アンダーでホールアウト。最終組のジョーンズが18番でボギーを叩けばプレーオフとなったが、バーディフィニッシュを決めたため、2打差の2位タイで終戦した。
その他上位陣は、この日単独首位でスタートした塚田好宣が1つスコアを落とし、松山、李丞鎬(韓)と並び通算13アンダー2位タイ。前日2位タイのキラデク・アフィバーンラト(タイ)が通算11アンダーで単独5位、ベテランの片山晋呉が通算10アンダー単独6位に入った。さらに通算9アンダー単独7位に諸藤将次、通算8アンダー8位タイに深堀圭一郎、ルーキーの川村昌弘、朴銀信(韓)の3人が名を連ねた。
また、全英オープン出場組ではルーキー藤本佳則が通算6アンダー16位タイ、小田孔明が通算2アンダー34位タイ。そして、ディフェンディング・チャンピオンの池田勇太は、イーブンパー72の通算3アンダー31位タイで4日間の競技を終えている。