松山、2週連続Vへ向け好スタート! 首位は地元V狙う近藤
2013年5月2日(木)午後7:20
- この記事のキーワード
国内男子ツアーの中日クラウンズは2日、愛知県の名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。アンダーパーがひとりのみとなるなど強風による難しいコンディションの中、前週のつるやオープンゴルフトーナメントでツアー史上最速となるプロ転向後2戦目での優勝を飾った松山英樹が2オーバー72のラウンドで首位と3打差の10位タイと好位置につけた。単独首位には、この日唯一のアンダーパー(1アンダー69)をマークした近藤共弘が立っている。
前週に続く2週連続優勝を狙う松山は2番でボギーが先行する苦しい立ち上がり。それでも8番で1打取り返してイーブンパーで前半を折り返す。後半は11番でバーディを奪い、勢いに乗るかと思われたが、強風に苦しめられ14番以降で3つスコアを崩して2オーバー72。この日は全体的に忍耐のゴルフとなったが、なんとか乗り越え首位と3打差の10位タイと好スタートを切った。幸い明日からの天気は晴れ。3年前の同大会では石川遼が世界最少ストローク記録となる『58』をマークしているだけに、松山がどこまでスコアを伸ばせるのか注目だ。
また、地元・愛知県出身の近藤も魅せた。前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すと、後半はスコアを崩す選手が多い中、スコアカード通りのプレーで1アンダー69。この日唯一のアンダーパーを記録している。2008年には同大会を制しているだけに、2日目以降も期待したい。
その他上位陣では、イーブンパー70の単独2位にスティーブン・コンラン(豪)、1オーバー71の3位タイに松村道央、兼本貴司、ブレンダン・ジョーンズ(豪)ら7人。松山と並ぶ10位タイグループには谷原秀人、片山晋呉、藤本佳則、宮本勝昌ら15人が名を連ねている。
一方、選手会長の池田勇太は3番でダブルボギーを叩くなど5オーバー75と見せ場を作ることができず。矢野東、谷口徹、平塚哲二らと並ぶ45位タイから上位を伺う。
また前週“エージシュート”を達成するなどゴルフ界を沸かせたジャンボこと尾崎将司は10オーバーでホールアウトしたものの、その後腰痛を理由に棄権している。