ムービンデーに遼チャージ炸裂、3打差10位タイ浮上! 首位は韓国勢2人
2012年7月7日(土)午後5:33
国内男子ツアーの長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントは7日、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日27位タイに順位を上げた石川遼が6バーディ、ノーボギーで回り、この日のベストスコア6アンダー66をマークして首位と3打差の通算9アンダー10位タイに浮上した。通算12アンダーで首位に並ぶのは初日からトーナメントを引っ張る李京勲(韓)と3位タイからスタートした金亨成(韓)の2人、1打差の3位タイに小田孔明、宮本勝昌ら5人がつけている。
前日5アンダー67の猛チャージを披露した石川がムービンデーに会心のゴルフを見せた。出だし1番でバーディ発進を決めると、3番、4番で連続バーディ。その後6番でもバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がり、4アンダーで前半を折り返す。難易度の高いバックナインでもパー5の13番と18番でしっかりバーディ奪取。結局今季初となるノーボギーのラウンドでホールアウトした石川は、前日の「トップと3打差、4打差に詰めたい」という言葉通りに首位と3打差の10位タイまで浮上し、2シーズンぶりとなるツアー10勝に向けて優勝射程圏で最終日を迎える。
首位の座を分けたのは韓国勢の2人。初日から首位を走る李京勲は4バーディ、2ボギーの2アンダー70で回り首位を堅守、前日3位タイにつけた金亨成は前半に3つスコアを伸ばすと、終盤の17番で第2打を直接カップ入れるチップインイーグルを披露するなど4アンダー68のラウンドで絶好のポジションをつかんだ。
注目のルーキー藤本佳則は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72でプレーして通算4アンダー28位タイ。前日首位タイの今野康晴もイーブンパー72とスコアを伸ばせず、手嶋多一と並ぶ通算10アンダー8位タイに後退した。
その他上位陣は、石川と並ぶ10位タイにドンファン(韓)、チョ・ミンギュ(韓)ら。武藤俊憲が通算8アンダー14位タイにつけ、谷口徹、丸山大輔らが通算7アンダー16位タイに続く展開となっている。また、前日54位タイでギリギリ予選通過した池田勇太は1つスコアを落とし、通算1オーバー62位タイに低迷している。