B.ケネディがツアー初V! 全英OP出場者決定!!
2012年6月24日(日)午後5:27
国内男子ツアー、?全英への道? ミズノオープンは24日、岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部を舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日首位タイに浮上したブラッド・ケネディ(豪)が6アンダー66をマークし、後続に3打差をつけ通算17アンダーでツアー初優勝を飾った。通算14アンダー2位タイに武藤俊憲、谷口徹の2人、通算13アンダー単独4位に小田孔明が入った。注目のルーキー藤本佳則は、5つスコアを落として43位タイに終わっている。
前日5連続バーディを奪うなど7アンダー65をマークして首位タイに立ったケネディが、この日も会心のゴルフを披露した。出だし2ホール連続バーディで幸先の良いスタートを切ると、さらに2つのバーディを重ね4アンダーで折り返す。後半も出だしの10番、11番で連続バーディを奪うなど6アンダー66でホールアウト。後続に3ストロークをつける快勝で嬉しいツアー初優勝を飾った。
また、23位タイからスタートした武藤が怒涛のバーディラッシュで、今大会上位4名に与えられる全英オープン(現地時間7月19?22日/英、ロイヤルリザム&セントアンズGC)の出場権をつかんだ。前半に3つスコアを伸ばした武藤は、11番から5連続バーディを奪取して一気にリーダーボードを駆け上がる。さらに最終18番をバーディで締めてノーボギーの9アンダー63をマーク。今季自己ベストの2位タイで大一番への切符を手にしている。
一方、初日からトーナメントをリードした上田諭尉はイーブンパー72とスコアを伸ばすことが出来ず通算11アンダー5位タイ。2試合連続Vがかかったルーキーの藤本も4位タイと上位でスタートするも、5オーバー77を叩く大乱調で通算4アンダー43位タイに終わった。
その他上位陣は、上田と並ぶ5位タイに藤田寛之、近藤共弘、ホストプロの手嶋多一ら10人。そして、通算10アンダー15位タイに金亨成(韓)ら3人、通算9アンダー18位タイに平塚哲二、ジェイ・チョイ(米)ら4人が入った。
このほか、アマチュアの松山英樹は藤本と同様の通算4アンダー43位タイ、片山晋呉は通算3アンダー47位タイ、池田勇太は通算2アンダー50位タイで4日間の競技を終えている。
大会を終え、国内ツアーからの全英オープン出場者が決定。優勝したケネディをはじめ、武藤、小田、藤田が上位4名に付与される出場資格を獲得した。
その他、2011年度「ザ・プレジデンツカップ」に選出された選手として石川遼、金庚泰(韓)、2011年度「日本オープンゴルフ選手権競技」の優勝者としてベ・サンムン(韓)。そして、2011年賞金ランク上位2位の資格者として、同2位の高山忠洋と共に同4位の谷口(1位のベ・サンムンと3位の石川が有資格者の為繰り上がり)が出場を決めた。
また、アジア地区最終予選会で市原弘大、プラヤド・マークセン(タイ)が出場を決めており、さらに今季の「東建ホームメイトカップ」から今大会までの通算獲得賞金額2位タイまでの選手として、藤本とブレンダン・ジョーンズ(豪)が出場権を獲得している。