全英争いクライマックス! 手嶋の逆転はあるか?
2014年6月18日(水)午前11:21
国内男子ツアーの今季公式戦第2戦 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hillsは19日、茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブ 西コースを舞台に開幕。2000年に新設された同大会の優勝者には5年間のシードと「WGC-ブリヂストン招待(現地時間7月31日?8月3日/オハイオ州ファイアーストーンCC)」「WGC-HSBCチャンピオンズ(来季、予定未定)」の出場資格が与えられる。
また、2週前の日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯から2試合続けての公式戦は同時に全英オープン(7月17?20日/英国、ロイヤル・リバプールGC)の日本予選最終戦でもある。全英切符を手に出来るのは今大会終了後の賞金ランキング上位2人。現時点で1位は小田孔明、2位は宮里優作だが、この2人がそのまま大舞台にコマを進めるのか。それとも日本プロで復活Vを飾った4位の手嶋多一が逆転でそれを奪うのか(3位の張棟圭(韓)はすでに出場資格を保持)。
総額1億5,000万円、優勝3,000万円の賞金に対し、宮里と手嶋の獲得賞金差はわずかに約200万円、小田と手嶋でも約750万円と十分にひっくり返す余地はあるだけに、手に汗握る戦いが繰り広げられそうだ。高額な優勝賞金を考えれば他選手との兼ね合いも出てくるが、手嶋以下のゴルファーにも十分可能性は残されている。
ディフェンディング・チャンピオンは小平智。3日目を終えて首位に立つと、そのまま逃げ切って公式戦の舞台でツアー初優勝を成し遂げた。実は同大会でのツアー初Vという流れは2011年のJ・B・パク(韓)、12年の藤本佳則と続いており、また新たなチャンピオンが現れるかもしれない。