66歳ジャンボ尾崎、エージシュート達成で単独首位!
2013年4月25日(木)午後6:39
国内男子ツアーのつるやオープンゴルフトーナメントは25日、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースを舞台に開幕。66歳の“ジャンボ”こと尾崎将司が1イーグル、9バーディ、2ボギーの9アンダー62と爆発し、国内のレギュラーツアーでは史上初となるエージシュートを達成して単独首位に立った。
プロ通算113勝を誇る大ベテランの尾崎はこの日、3番でバーディを先行させると、5番から12番までの8ホールで6つのバーディを奪って単独トップに。14番でこの日初めてのボギーを叩いたが、15番、16番で連続バーディを奪うと、17番パー5では2オンに成功してイーグルを奪取。最終18番で2つ目のボギーを喫したものの、異次元のゴルフで9アンダー62をマークし、後続に3打差をつけてトーナメントをリードした。
今年1月に66歳になった尾崎はこれまで、1994年からの5年連続を含む計12度の賞金王に輝いており、96年のダンロップフェニックスで前人未到のプロ通算100勝を達成。そして当時55歳だった2002年に全日空オープンを制し、73年ツアー制度施行後の最年長優勝記録も樹立した。近年は持病の腰痛に悩まされ2002年以来勝利から遠ざり、昨季も自身初の予選通過なしのシーズンとなったが、9月に開催されたTOSHIN GOLF TOURNAMENT IN 涼仙の2日目に『67』を叩き出し、エージシュート達成にあと2打まで迫る意地を見せていた。「生涯現役」を旗印にレギュラーツアーでのプレーにこだわり続けているホール・オブ・フェイマー(世界ゴルフ殿堂入り選手)が、残り3日間、どんなゴルフを見せてくれるか注目したい。
その他上位陣では、尾崎に3打差の2位タイに藤本佳則、松村道央、河井博大、市原弘大、辻村暢大の5人。さらに1打差の7位タイには谷口徹、兼本貴司、ブレンダン・ジョーンズ(豪)ら8人がつけ、片山晋呉、小田孔明、すし石垣ら13人が4アンダー67の15位タイで続く大混戦となっている。
また、池田勇太は4バーディ、1ボギーのラウンドで3アンダー68の28位タイ、プロ2戦目を迎えた松山英樹は4バーディ、2ボギーの2アンダー69でプレーし、宮里優作、深堀圭一郎、高山忠洋、武藤俊憲、宮本勝昌らと並ぶ38位タイとまずまずの位置で初日を終えた。
一方で、昨季賞金王の藤田寛之は1アンダー70で回り58位タイとやや出遅れている。