メジャー第1戦の初日は日没サスペンデッド 谷口が暫定首位発進
2012年5月10日(木)午後8:01
国内男子ツアー今季最初の公式戦「日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(栃木県、烏山城カントリークラブ)」は10日、第1ラウンドの競技が行われたが、雷雲接近の為、競技が一時中断された影響で進行が遅れ日没サスペンデットとなった。そんな中、ツアー通算17勝で2010大会王者の谷口徹が7アンダー65をマークし暫定ながら単独首位に立った。第2ラウンドの再開は、明日11日(金)の午前6時40分を予定している。
2010年大会では、最終日に平塚哲二との激しいデッドヒートを制し優勝を飾った谷口。今季は3戦を終え、不安定なゴルフで低調な成績が続いていたが、荒れた天候となったこの日は見事なゴルフを披露。インからスタートすると出だしの10番でバーディ発進。14番、17番でもバーディを積み重ね3アンダーで折り返すと、後半でも1番、4番、5番とテンポよくスコアを伸ばし最終9番でもバーディを奪取。ノーボギーの7アンダー65でホールアウトし、暫定首位で初日を終えた。
一方で2009年大会王者で、ホストプロの池田勇太は苦しんだ。出だし2ホールを無難にパープレーで切り抜けたが、12番で痛恨の“トリプル”。その後18番でボギーを叩きさらにスコアを落とすと、後半はスコアカード通りのプレーでしのいだが4オーバー76は暫定118位タイ。オフには肉体、スイングの改造に取り組み満を持して迎えた今大会だったが、予選通過すら危ぶまれる状況となっている。
また、1ホール残してホールアウトした石川遼も出入りの激しいゴルフで低迷している。「1日3アンダーを目指してやりたい」と臨んだ初日だったが、前半を1バーディ、2ボギーの1オーバーで終えると、後半でもボギーを1つ重ねて2オーバーのラウンド。首位とは9打差の暫定88位タイに沈んだ。
その他上位陣は、6アンダー66でホールアウトしたジュビック・パグンサン(フィリピン)が暫定単独2位、1打差の暫定3位タイに谷原秀人(18ホール終了)、手嶋多一(14ホール終了)が続いている。また、7番パー4でイーグルを奪った矢野東(18ホール終了)が3アンダー69で回って暫定6位タイ、今季1勝を挙げている藤田寛之(18ホール終了)が2アンダー70で暫定12位タイ。ディフェンディング・チャンピオンの河井博大は1オーバー73の暫定65位タイでホールアウトしている。
なお、尾崎将司は腰痛のため途中棄権となった。