連覇に燃える藤田! プロ初V目指す松山は藤本、横田と同組に
2013年4月24日(水)午前9:50
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藤田寛之が2年連続賞金王獲得を見据えて連覇に挑む。
国内男子ツアー第2戦、つるやオープンゴルフトーナメントが25日より兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースを舞台に開幕する。昨季大会では、強風の難コンディションとなった最終日を正確なショットと小技で切り抜けた藤田が、崩れていくライバル達を尻目にシーズン初優勝を果たした。この後、ダイヤモンドカップゴルフ、ANAオープンゴルフトーナメント、そして大会3連覇を成し遂げたツアー最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップと4勝した藤田は、43歳にして初めての賞金王タイトルを手にすると同時に、2度目のマスターズ出場を引き寄せている。
だが、マスターズを約1か月後に控えた今年3月に右肋骨を疲労骨折。準備が整わないまま立つことになったオーガスタナショナルGCでは、藤田本来のゴルフをすることができず、残念ながら予選通落ちに終わった。その悔しさを癒す間もなく、帰国して臨んだのが前週の国内ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップだ。満身創痍の状態ながら、またしても強風が吹き荒れる最終日に粘って4位タイに食い込んだのは、昨季賞金王の意地か。
連戦が続くため、完治したとは言い難い肋骨に不安を抱えてはいるものの、そこは試合巧者の藤田のこと。2010年、そして昨年に続く大会制覇で、まずは2年連続賞金王へと突き進む。その先に3度目のマスターズ出場も見えてくるはずだ。
予選ラウンドで藤田と共にプレーするのは、藤田と同世代の43歳で前週ツアー初優勝したばかりの塚田好宣と、ツアー初Vが待たれる宮里優作。昨季賞金王を相手にどのようなゴルフで挑んでいくのかは見ものだ。
また、東建ホームメイトカップで待望のプロデビュー、最終日「66」のチャージで10位タイに食い込んだ期待のルーキー松山英樹も参戦。こちらはルーキーイヤーの昨季いきなり頭角を現し、最終的に賞金ランキングでも5位に入った藤本佳則、今大会ホストプロとして復活のシーズンに挑む横田真一と同組となった。
2010年大会では、藤田と3ホールに及ぶプレーオフを戦った谷口徹もリベンジをかけて出場。尾崎将司、尾崎直道の永久シード保持兄弟による同組対決も気になるところだ。