石川、池田が激突! 日本プロゴルフ選手権大会
2012年5月9日(水)午前10:33
石川遼が、国内男子ツアーの今季最初の公式戦となる日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯(10?13日/栃木県、烏山城カントリークラブ)に挑む。
来季の米男子ツアーフル参戦をにらみ、米ツアーでの賞金を少しでも多く稼ぎたい石川。ところが来月に迫った米ツアーメジャー第2戦の全米オープン(現地時間6月14?17日/カリフォルニア州、オリンピックC)の出場権はまだないのが現状だ。石川は同大会の最終予選にあえてエントリーせず、大会直前の世界ランキング60位以内に入っての出場を狙っているだけに、日本プロでどうしても優勝したいという事情がある。
石川は、一昨年の三井住友VISA太平洋マスターズ以来優勝から遠ざかっている。決戦の舞台である烏山城カントリークラブはジュニアの試合が数多く行われていることもあり、何度もプレーした経験のあるコース。それだけに「特別な思い入れがあります」と語り、優勝への意欲を示した。これまで日本ツアーを率いてきた名プレーヤーが歴代優勝者に名を連ね、今年で80回を迎える歴史ある大会を制して全米オープンへ。その青写真をしっかりとトレースする心積りの石川だ。
一方、初優勝が2009年の今大会という池田勇太も負けてはいない。大会スポンサーの日清食品は池田にとって所属先であるためホストプロの顔を持つ。大会2日前にはPRのために舞台となる栃木県の宇都宮球場で行われたプロ野球の試合に顔を出した。ホストプロとして今季公式戦初戦に臨む池田が、昨季のサン・クロレラ クラシック以来となるツアー通算10勝目を狙っている。
大会初日の組み合わせは、石川が片山晋呉、久保谷健一と、池田はディフェンディング・チャンピオンの河合博大、稲盛祐貴との同組でプレーする。