43歳のチャンピオン誕生! 塚田がツアー初Vで開幕戦を制す
2013年4月21日(日)午後6:22
国内男子ツアー今季開幕戦、東建ホームメイトカップは21日、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に最終ラウンドの競技を終了。上位陣が軒並みスコアを崩す中、この日単独2位からスタートした43歳の塚田好宣が4バーディ、2ボギーの安定したゴルフで通算9アンダーまでスコアを伸ばし、ツアー初優勝を果たした。
前日「63」のラウンドで単独2位に浮上した塚田は出だしの1番でいきなりバーディ。幸先のいいスタートを切ると3番、5番でもバーディを重ね、3アンダーで前半を折り返す。後半は10番、11番でボギーを叩いたが、14番でバーディを奪うなど勝負どころで踏ん張り、終わってみれば後続に4打差をつける大差で圧勝を飾った。
「絶対に勝つ」その気持ちだけは切らさなかったという塚田。プロ20年目での初優勝には「思ったより実感はなくて。嬉しいですけど今の気分としては、もう次の目標をどうしようかな、という感じ」と笑顔でコメント。視線はすでに次を向いている。
通算5アンダー2位タイにつけたのは小田孔明と上井邦浩。小田は3ボギー、1ダブルボギーを叩いたものの、5バーディを奪ってイーブンパー71。前日アルバトロスを奪い単独首位に躍り出た上井は5ボギー(2バーディ)の大ブレーキで開幕戦Vを逃した。
その他上位勢では、通算4アンダー4位タイに藤田寛之、谷口徹、I・J・ジャン(韓)、通算3アンダー7位タイにブレンダン・ジョーンズ(豪)、S・K・ホ(韓)らがつけた。
前日3オーバー74と崩れた松山英樹は「セカンド(ショット)が切れていた」という本人の言葉通り7バーディ(2ボギー)を量産。才能の片鱗をみせつけ通算2アンダー10位タイでプロ初トーナメントを終えた。ラウンド後はこの4日間を振り返り「一日一日無駄にしないように頑張る」と語っている。