国内男子ツアー開幕! 復活を目指す池田、遼らが激突
2012年4月11日(水)午前10:04
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池田勇太が昨年のサン・クロレラ クラシック以来の優勝で復活を目指す。
先週のアジアンツアー、ISPSハンダ・シンガポール・クラシックで6位タイとなった池田が挑むのが、12日からの国内男子ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップ(三重、東建多度カントリークラブ・名古屋)だ。
2009年、10年と2年続けて賞金王争いを演じてきた池田だが、昨年は後半戦で大ブレーキがかかり同ランク11位。今年はマスターズにも出られず悔しい思いをしたが、その分アジアンツアーに出場するなどしてじっくり調整し、満を持して開幕戦を迎える。
自分が足踏みしている間に母校東北福祉大の後輩である松山英樹は、アマチュアながらマスターズで2年連続予選を突破するなど大活躍。また、国内男子ツアーの賞金王は2年続けて韓国勢に奪われてしまっただけに、このような状況を許しておくわけにはいかないだろう。
一方、幼馴染みとの婚約を明らかにしたばかりの石川遼も参戦。小学校の卒業文集に書いた「20歳でのマスターズ優勝」の夢は叶わず予選落ちに終わったが、心機一転して新しいシーズンに挑む。これまでと違い、来季の米男子ツアー本格参戦の青写真を旨にシーズンを戦うだけに、さらに大きく羽ばたきたいところだ。
大会連覇を狙う高山忠洋は、2005年も含め同大会3勝目に向けて意欲を燃やしている。昨年は終盤のカシオワールドオープンゴルフトーナメントでも優勝し、賞金王ベ・サンムン(韓)に次ぐランキング2位に入った。「プロは常に印象深いプレーで、試合を盛り上げていくことも大事」とツアーを引っ張る意気込みを見せている。
また、その他に中西直人、藤本佳則、浅地洋佑、川村昌弘、李京勲(韓)、朴銀信(韓)らQTからの新しい顔ぶれも登場。ツアーが戦国時代に突入したことを感じさせる。