I.パーク、メジャー2勝目は圧勝! 上原健闘19位タイ
2013年4月8日(月)午前11:01
インビー・パーク(韓)が2008年の全米女子オープン以来、5年ぶりのメジャー通算2勝目を圧巻のゴルフで飾った。
米女子ツアーの今季メジャー初戦、クラフト・ナビスコ選手権は現地時間7日、カリフォルニア州のミッション・ヒルズCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。単独首位からスタートしたパークが6バーディ、3ボギーの3アンダー69にスコアをまとめ後続に4打差をつけ通算15アンダーで逃げ切り、今季2勝目、ツアー通算5勝目を挙げた。
ポーカーフェースのパークが白い歯を見せギャラリーの歓声に応える。他を寄せ付けない横綱相撲で勝利をものにした彼女は「出だしの3ホールで2つのバーディがきて落ち着き、いけるという気持ちになりました。ずっと勝ちたかった大会なので本当に嬉しいです。偉大なチャンピオンと並んでトロフィに名前を刻むことが出来るなんて最高です」と喜びを口にした。
それにしても強かった。7?10メートルのロングパットが面白いように決まり、最終日に7アンダー65で追い上げたリュウ・ソヨン(韓)に4ストロークの大差をつけ先頭でゴールを駆け抜けた。
実はこの日はパークの両親の結婚25周年の記念日。偶然にも優勝者が18番グリーン脇のポピーポンド(ポピー池)に飛び込む勝者のダイブが恒例になってから25年がたつ。勝ったパークはキャディの他、6人の関係者とともに池に飛び込み満面の笑みで勝利の美酒に酔いしれた。
通算9アンダー3位タイにこの日32歳の誕生日を迎えたスーザン・ピーターセン(ノルウェー)とキャロライン・ヘドバル(スウェーデン)が食い込み、通算6アンダー5位タイにカリー・ウェブ(豪)、カン・ハエジ(韓)が入っている。
初優勝の期待がかかったリゼット・サラス(米)は7オーバー79と崩れ通算2アンダー25位タイで終戦。ツアー2勝目を目指した20歳のジェシカ・コルダ(米)もスコアを落としサラス、ベアトリス・リカーイ(スペイン)らと並び25位タイに終わった。
日本勢は上原彩子が健闘。一時通算6アンダーまでスコアを伸ばしトップ5を伺えるポジションに浮上したが、後半4つのボギーを叩き、1アンダー71止まり。通算3アンダーで19位タイに終わったが「メジャーで4日間戦えたことは大きい。今後に活かしていきたい」と笑顔で大会を振り返った。
また上田桃子が通算イーブンパー41位タイ。宮里藍は最終日も苦手なコースを克服出来ず4オーバー76を叩いて通算5オーバー55位タイに終わり「タフな1日でした。バーディとボギーがセットで来てしまった…。タイミングが合わなかった原因をこれから突き止めたい」と課題を胸に前を向いた。
宮里美香は通算7オーバー63位タイ。有村智恵は決勝ラウンド進出を逃している。