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国内男子

片山、藤田、優作ら有力選手が相次いで予選落ち 平塚ら3人首位並走

2014年5月23日(金)午後7:11

 これは何かの前兆だろうか?

 国内男子ツアーの関西オープンゴルフ選手権競技は23日、兵庫県の六甲カントリー倶楽部を舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日のトーナメントリーダー白佳和が大ブレーキ、代わりに平塚哲二ら3人が通算9アンダーで首位タイに立つ中、ツアー通算27勝の片山晋呉、16勝の藤田寛之、2勝ながら昨季最終戦、今季国内開幕戦と年またぎの連勝を達成した宮里優作ら有力選手が相次いで予選落ちを喫した。

 特に片山は初日を終えて首位と4打差の25位タイと悪くない位置につけていたにも関わらず、この日は昨日は一度もなかった3パットを3度も重ねるなどグリーン上で苦しんだ。結局、3バーディ、5ボギーの2オーバー74を叩いて通算イーブンパー70位タイ。カットラインに1打及ばず、今季初の予選落ちとなった。2009年大会覇者の藤田は2つスコアを伸ばしたが前日の「75」が響いて通算1オーバー82位タイ、宮里に至ってはアンダーパーなし(通算3オーバー102位タイ)と2日間にわたってエンジンがかからないまま、それぞれ決勝進出を逃している。

 他にもツアー19勝の谷口徹(通算1オーバー82位タイ)、ツアー48勝で大会前には「80回の記念に花を添えたい」と意気込んでいた中嶋常幸(通算3オーバー101位タイ)、ツアー11勝で選手会長の池田勇太(通算4オーバー110位タイ)など、通算10勝以上を挙げているツアーの主役たちが2日目にして姿を消すなど、第80回記念大会は波乱の様相を見せている。

 そんな中トップタイに浮上したのが平塚だ。首位に1打差の2位タイから出たこの日は中盤に崩れかけたが、ベテランらしい老獪なゴルフで6バーディ(2ボギー)を奪って4アンダー68をマーク。通算9アンダーまでスコアを伸ばし、2011年のアジアパシフィック パナソニックオープン以来となるツアー通算7勝目に向け絶好のポジションで決勝ラウンドを迎えることとなった。また、マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)と張棟圭(韓)が平塚とともにトーナメントをリードしている。

 その他上位陣は、通算8アンダー4位タイに藤本佳則と片岡大育、通算7アンダー6位タイにディフェンディング・チャンピオンのブラッド・ケネディ(豪)、小田孔明、高山忠洋がつけている。

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