藤田が本領発揮、単独首位スタート! 松山は47位タイ
2013年7月4日(木)午後6:43
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国内男子ツアーの長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントは4日、北海道のザ・ノースカントリーゴルフクラブを舞台に第1ラウンドの競技を終了。昨季の賞金王ながら今季未勝利の藤田寛之がノーボギーの8アンダー64をマークして単独首位発進を切った。
ハワイ合宿中の今年2月上旬に右肋骨を疲労骨折、その後思うようなゴルフができず、前週の?全英への道? ミズノオープンを含む4戦(7戦中)で予選落ちと悔しいシーズンを送ってきた藤田が会心のラウンドを見せた。
この日インスタートの藤田は、出だしの10番でバーディを奪うと、13番、14番で連続バーディに成功。前半最後の18番もきっちりバーディで締めて4アンダーで折り返した。後半も6番からの3連続を含む4バーディを奪取して8アンダー64でホールアウトし、後続に2打差をつけて単独トップに立った。今季の目標として「海外メジャーで結果を出すこと」を掲げる藤田が、全英オープン(現地時間18?21日/スコットランド、ミュアフィールド)を前に調子を上げてきた。
また、左手親指付け根痛で現在は治療に専念している丸山茂樹が今季ツアー初参戦。痛みは以前に比べれば「10から6くらいまで」は減っていると言うが、まだまだ全力でゴルフに打ち込めるというわけではない。しかし、そんな中でも丸山らしいゴルフが光った。ラウンドを通じて我慢の時間帯が続くも、中盤(インスタート)の17番、1番でバーディを奪う丁寧なゴルフでノーボギーの2アンダー70。ツアー通算10勝中北海道で3勝を挙げている池田勇太、ディフェンディング・チャンピオンの李京勲(韓)らと共に30位タイスタートとなった。
前週、プロ転向後初の予選落ちを喫した松山英樹は出だしの10番でいきなりボギー発進。それでも、しばらくパープレーを続けると18番でバーディを奪い返しイーブンパーでハーフターン。後半は3番のバーディで1つスコアを伸ばして1アンダー71でホールアウトした。首位の藤田とは7打差の47位タイとやや出遅れた松山だが、十分に逆転可能な位置だけに残り3日間に期待したい。
その他上位陣では、首位に2打差の2位タイにマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)、ハン・リー(米)、金亨成(韓)の3人がつけ、3打差の5位タイに内藤寛太郎、井上信、片山晋呉。全英オープン日本予選ランキング(国内獲得賞金)2位で初の全英切符を手にした小平智は4アンダー68で回って、宮本勝昌、マンデートーナメント上がりの平本穏らと並ぶ9位タイで初日を終えた。