国内男子ツアー、今季は賞金総額2,000万円増で25試合開催!
2012年2月2日(木)午後2:54
国内男子ツアーを主催するJGTO(日本ゴルフツアー機構)が、今季の全日程と各賞金額を発表した。
昨年シーズン終了直後にレギュラーツアーの日程のみすでに発表していたが、試合数は昨季と変わらず「25」。小泉直会長は「ゴルフ界を取り巻く経済状況により、どうなるかはわからないが」と前置きした上で、年間賞金総額は昨季より2,000万円増の33億5,000万円となることを明らかにした。
確かに、選手にもファンにも人気の秋のビッグトーナメント、三井住友VISA太平洋マスターズの開催コースを所有する太平洋クラブが民事再生法を申請し、外資系のアコーディア・ゴルフとスポンサー契約をするニュースが先月末に届けられたばかり。こちらは第40回記念大会とあって11月の開催へ向けて調整を続けていくというが、「他にも色々な噂があるスポンサーさんがあるのが現状」(小泉直会長)と、苦しい状況は続いている。
それだけに、アジアをはじめとする外部との関係強化は必須。それが形となったのが、ワンアジアツアーとの共催で開催することになったインドネシアオープン(現地時間3月22?25日/インドネシア、エメラルドG&CC)だ。
「日程発表をした後なので、今年は賞金ランキング加算外で、JGTO枠で50人が出場できます。ワールドランキングには加算され、3年契約」と山中博史専務理事が述べたとおり、ツアー開幕前にアジアでプレーする機会を設けた格好だ。
今後もアジア進出著しい欧州ツアーやアジアンツアーとの関係も含め、グローバルな視点でツアーの発展を図るようだ。
なお、下部ツアーのチャレンジトーナメントは昨年より1試合増の11試合。レギュラーツアー開幕戦はマスターズ翌週の東建ホームメイトカップ(4月12?15日/三重県、東建多度カントリークラブ・名古屋)となる。