松山、史上初のルーキー賞金王をVで決める!
2013年12月1日(日)午後6:10
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国内男子ツアーフルフィールド最終戦、カシオワールドオープンゴルフトーナメントは1日、高知県のKochi黒潮カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。後続と2打差単独首位から出た松山英樹が、池田勇太との一騎打ちを制して、ツアー史上初めてルーキーイヤーでの賞金王を決めた。
アウトスタートの松山は、1番で幸先良くバーディを奪ったものの、その後は8番ボギー、9番バーディと思ったようにスコアを伸ばすことが出来ず。フロントナインを終えて5バーディ(ノーボギー)を奪った池田勇太に逆転され、2打のビハインドを追ってしまう。後半は池田との一騎打ちとなった。10番を互いにバーディ、11番も互いにパーの後の12番でバーディを奪った松山に対し、池田がパーでこれで1打差。この1打を境に、その後13番、16番、17番とボギーを叩いた池田に対し、最後までペースを乱さなかった松山が最終18番もパーで締めて通算12アンダーで逃げ切り、今季4勝目を飾った。
この1勝で獲得賞金を2億円の大台(2億107万6,781円)に乗せた松山は、ツアー最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップ(5?8日/東京都、東京よみうりカントリークラブ)を待たずして賞金王が確定。ルーキーでの賞金王はもちろんツアー史上初だが、年間で2億円を超えたのも1994、96年の尾崎将司、2001年の伊澤利光以来3人目の快挙(16試合目での2億円到達は史上最速)。さらにルーキーが年間4勝を挙げたのは81年の倉本昌弘以来と記録ずくめの戴冠となった。
上位陣は、1打差単独2位に松山と激闘を繰り広げた池田が入り、通算9アンダー単独3位に小田孔明。松山と約4,300万円差からの逆転賞金王を狙った金亨成(韓)は最終18番イーグルで気を吐いたが、今田竜二、宮里優作らと並ぶ通算5アンダー7位タイで終戦した。
一方、今大会上位フィニッシュで最終戦への切符をつかみたかった石川遼は、5バーディを奪いながら1ダブルボギー、1ボギーを叩いて2アンダー70。今大会初のアンダーパーをマークしたが、通算1オーバー26位タイで最終戦出場を逃している。