連覇狙うL.ドナルドが首位タイ浮上! 松山は9位タイ
2013年11月22日(金)午後4:45
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国内男子ツアーのダンロップフェニックストーナメントは22日、宮崎県のフェニックスカントリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日10位タイ発進の松山英樹は4バーディ、4ボギーのイーブンパー71で回り、通算イーブンパーの9位タイとわずかに順位を上げた。また、前日出遅れたディフェンディング・チャンピオンのルーク・ドナルド(英)が5つスコアを伸ばして通算3アンダーとし、首位タイに躍り出た。
今大会で優勝すれば賞金王が確定する松山はこの日、10位タイの好位置でスタートしたもののスコアメイクに苦しんだ。立ち上がりパープレーを続けたあと、5、6番で連続ボギー。7番パー5でバーディを奪い返すも9番でもボギーを叩いて2オーバーで折り返す。それでも後半、10番でバーディを奪うと、最終18番でもバーディを奪取するなどイーブンパー71にスコアをまとめ通算イーブンパーでホールアウト。スコアこそ伸ばせなかったが、首位との差を1ストローク縮めて3打差の9位タイに浮上した。
また、前日35位タイとやや出遅れたドナルドは巻き返しに成功した。出だしの1番で幸先良くバーディを奪うと、5番、7番でバーディを重ねて3アンダーでハーフターン。後半はさらに2つスコアを伸ばし、この日のベストスコア5アンダー66をマークして通算3アンダー。塚田好宣、金亨成(韓)、パク・エスジェイ(韓)と並ぶ首位タイで決勝ラウンドを迎えることとなった。
その他上位陣は、首位グループに1打差の単独5位に小田龍一、さらに1打差の6位タイに初日単独トップの山下和宏、横尾要、永野竜太郎の3人。松山と並ぶ9位タイに宮里優作、宮本勝昌らがつけている。今大会が半月板を手術して以来の復帰戦となった中嶋常幸は前半に4バーディを奪うなど一時単独トップに立ったが、後半に崩れて2オーバー73。通算1オーバーで片山晋呉、小田孔明、薗田峻輔、金庚泰(韓)らと並ぶ19位タイに後退している。
全米プロゴルフ選手権チャンピオンのキーガン・ブラドリー(米)は1オーバー72を叩いて通算3オーバー37位タイ。選手会長の池田勇太は1つスコアを落として通算6オーバー54位タイで予選通過を果たした。一方で、昨季賞金王の藤田寛之が通算8オーバー68位タイでカットラインに1打及ばず予選落ち。新帝王の異名を持つトム・ワトソン(米)も谷口徹らとともに通算9オーバー71位タイで、今大会がスタートした1974年大会から40回連続出場という偉業を達成した尾崎将司も通算17オーバー83位で決勝ラウンド進出を逃している。