24日、国内女子ツアーのCAT Ladies（神奈川・大箱根CC）は最終ラウンドを行った。前日首位の古閑美保がイーブンパー73にスコアをまとめ、2位の全美貞（韓）を1打差で振り切り、通算9アンダーでフィニッシュ。5月のクリスタルガイザーレディスゴルフトーナメントに続く今季2勝目を飾った。

　途中降雨により2時間以上中断し、他の選手がスコアを落とす中、古閑が粘りのゴルフを披露した。前半2番でバーディを先行。ところが、5番と7番をボギーとし、第2ラウンドまでの貯金が無くなり、全との優勝争いに突入した。10番でバーディを獲り、全と通算9アンダーで並び、勝負は終盤へ。最後は18番をボギーとした全に対し、パーで切り抜け、ツアー9勝目を手に入れた。

　古閑は2週間前のアクサレディスゴルフトーナメントの最終日を首位タイで迎えたが、勝った諸見里しのぶに2打及ばず単独2位だった。前週のNEC軽井沢72ゴルフトーナメントも最終組でラウンド。しかし、大会新記録で優勝した原江里菜にプレッシャーをかけることができず、9位タイに終わった。今大会ではここ2週間の悔しい思いを晴らす勝利をマーク。勢いに乗り、シーズン後半戦は初の賞金女王を狙う。

　その他、三塚優子は通算7アンダー単独3位。通算6アンダー4位タイに李知姫（韓）らが入った。横峯さくらは前半を終えて通算7アンダーまでスコアを伸ばしたものの、後半に3ボギーと失速し、イーブンパー73で通算4アンダー9位タイ。また、昨季賞金女王の上田桃子は6オーバー79とスコアを崩し、通算2オーバー29位タイで3日間の競技を終了している。