上田桃子がメジャー7位タイの実力を引っさげて、国内女子ツアーに戻ってくる。

　前週開催された今季最後のメジャー、全英リコー女子オープンで7位タイとなった上田は、08年の米女子ツアー参戦をひとまず終了。「日米半々ずつプレーする」というファンとの約束を守り、8日開幕の国内女子ツアー、アクサレディスゴルフトーナメント（北海道・苫小牧ゴルフリゾート72 エミナGC）から同ツアーに専念する。

　ルーキーとして戦ってきた米女子ツアーでは、17試合に出場し、全英7位タイを含めてトップ10入りが3回。予選落ちはわずかに3回とまずまずの結果を残している。賞金も39万3,782ドル（約4,310万円）を稼いで現在ランキング35位。来季の出場権を確定させて、日本でのプレーに意欲を燃やしている。

　国内女子ツアーはシーズン半ばを過ぎて、2勝を挙げているのが福嶋晃子、不動裕理、全美貞（韓）の3人だけの戦国時代。上田はすでに2試合に参戦し、ダイキンオーキッド5位タイ、サントリーレディスで優勝。昨季賞金女王としての力は示しているだけに、戦いはさらに激しいものになりそうだ。

　また、全英9位タイと好調のナタリー・ガルビス（米）も参戦。現在国内賞金ランキング首位の福嶋晃子らが迎え撃つ大会は、すでに熱い空気に包まれている。