19日、国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメント（静岡・東名CC）は第2ラウンドの競技を終了。前日4位タイの上原彩子が2日連続で5アンダー67の好スコアをマークし、通算10アンダーでトーナメントをリードした。2打差の2位タイに福嶋晃子、李知姫（韓）。第1ラウンド首位のニッキー・キャンベル（豪）、斉藤裕子の2人がさらに1打差の4位タイで追っている。

　4月のフジサンケイレディスクラシックに続く今季2勝目に、上原が王手をかけた。前半を2バーディ、1ボギーで回ると、後半は4バーディ、ノーボギーと完璧なラウンド。5アンダー67でホールアウトし、通算10アンダー単独トップに躍り出た。今季はヤマハレディースオープン葛城で2位タイに入った後、フジサンケイレディスクラシックで勝利。今大会でもう1つ勝ち星をつかみ、今季2勝を挙げた選手が不動裕理しかいない同ツアーで主役候補に名乗りを上げたい。

　また、現在賞金ランク1位の福嶋も優勝戦線に浮上した。3アンダー15位タイでスタートし、この日はノーボギー（5バーディ）と安定したゴルフを披露。5アンダー67でフィニッシュし、通算8アンダー2位タイにジャンプアップした。今季は公式戦初戦のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップを制し、その後単独2位に2回食い込んだ。過去2度賞金女王に輝いた実力者が97年以来のビッグタイトルに向けて、上原と同じく2人目の08年複数回勝利を目指す。

　その他、通算6アンダー6位タイに第2ラウンドで7アンダー65と爆発した諸見里しのぶ、原江里菜、イ・ジウ（韓）がつけている。全美貞（韓）、藤井かすみ、西塚美希世が通算5アンダー9位タイ。前週Vの不動と昨季大会でプレーオフ負けを喫した有村智恵は、通算4アンダー12位タイで最終日を迎えることになった。