国内女子ツアーのプロミスレディスゴルフトーナメントは、兵庫県のマダムJゴルフ倶楽部を舞台に28日、第2ラウンドの競技を行った。2打差の単独4位から出た有村智恵が、2日続けて5アンダー67の好スコアをマーク。前日首位の三塚優子、元女王の不動裕理、リ・エスド（韓）に3ストローク差をつけ、単独トップに躍り出た。

　ここまで07年スタンレーレディスゴルフトーナメントの2位タイが最高と、優勝に後一歩手が届いていない有村。初優勝を目指してスタートしたこの日は、出だしの1番、2番で連続バーディを奪うと、その後も第1ラウンド同様に安定したゴルフを披露する。後半に入っても着実にスコアを伸ばし、17番でもバーディを奪取。第2ラウンドをノーボギーの5アンダー67で回り、通算10アンダーでツアー初勝利に王手をかけた。

　一方、2週連続Vがかかる三塚は終盤までスコアを2つ伸ばしていたものの、最終18番で痛恨のダブルボギー。3バーディ、1ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー72でホールアウトし、通算7アンダー2位タイへ順位を下げた。それでもトップとはまだ3打差。ツアー屈指の飛距離を誇る三塚が、最終ラウンドで逆転Vを狙う。

　その他、諸見里しのぶ、大山志保、原江里菜の3人が通算5アンダーで8位タイ。プライベートでも注目を集める古閑美保はこの日4アンダー68でラウンドし、飯島茜、李知姫（韓）らに並ぶ通算3アンダー13位タイへ浮上したが、3連覇が期待された藤田幸希は通算6オーバー84位タイとカットラインに大きく足りず、残念ながら予選落ちを喫している。