藍&美香は43位タイ A.アーンストがツアー初優勝
2014年9月1日(月)午前11:01
米女子ツアーのポートランド・クラシックは現地時間8月31日、オレゴン州のコロンビア・エッジウォーターCCで最終ラウンドを行い、宮里藍と宮里美香はともに1オーバー73で回り通算3アンダーの43位タイでフィニッシュした。上原彩子は、通算1アンダー52位タイ。オースティン・アーンスト(米)がプレーオフの末、ツアー初勝利を挙げた。
チャージが期待された3人の日本勢だったが、スコアを伸ばせずに終わった。藍は1番バーディスタートと幸先良く出たが、後半に2つのボギーを叩き後退。1オーバー73ホールアウトし順位を落とした。18ホール中16ホールでパーオンしたが、「アイアンの(スイングの)タイミングが合わなかった」。特に後半はピンから遠い位置にオンすることが多くショットに精彩を欠いた。また、14番、16番では3パットのボギーとするなど、グリーン上でも苦戦。「(グリーンが)どれくらい硬くて、どれくらい転がるかイメージを出せなかった」と振り返った。
次戦はメジャーのエビアン選手権(11日?14日/フランス、エビアン・リゾートGC)。この大会はメジャー昇格前の2009年と11年に制覇しており相性は抜群だ。4週連続のプレーとなったが、次週はオープンウィーク。「フランスには土曜日に出発予定。しっかり休んで調整したい」。復調の気配を見せつつある藍が、英気を養い得意の舞台でV3を目指す。
一方の美香も同じくバーディ発進したが、8番、11番、15番でボギー。16番で獲り返したものの、この日は2バーディ、3ボギーの1オーバー73でホールアウト。歴代覇者としてプレーしたが、43位タイに終わり「ショートゲームが良くなくて、パー5で(バーディを)獲れなかったのが悔しい」と振り返った。今後は拠点のオーランドに戻り、メジャーに備え調整予定。「母親が来るので、手料理を作ってもらいます」。“おふくろの味”で、メジャー最終戦に挑む。
また上原は、3バーディ、2ボギーの1アンダー71で回り通算1アンダーで52位タイでフィニッシュした。
優勝は、2年目のアーンスト。16番まで7つスコアを伸ばし2打差リードしていたが、上がり2ホール連続ボギーで通算14アンダーとしプレーオフに突入した。しかし、1ホール目でキム・インキョン(韓)がボギーとする一方、しっかりパーセーブ。嬉しいツアー初白星を飾った。