レッスン
伊東大祐のプレメンレッスン第3回 最下点をコントロールする上で重要な「重心コントロール」と「半径のコントロール」とは?
2025年12月26日(金)午前11:51

コースで役立つ実践的なレッスンを展開する「プレメンレッスン」。今回は、伊東大祐コーチの3回目です。
8歳でゴルフを始め、11歳で単身アメリカに渡り、高校卒業後には豪州ツアーにも参戦。オーストラリアでは、現在、世界で活躍するトップ選手たちとともに腕を磨くと同時に、指導理論も習得。帰国後は、世界トップコーチ直伝の知識と経験をもとに、国内外のゴルファーを指導しています。
そんな伊東コーチがアマチュアゴルファーを指導する際に大事にしているのは、成功体験をしてもらうことだといいます。
「いいショットを打つことができれば、『このやり方が正しいんだ』『これを続けたいな』と思ってもらえますからね」
とはいえ、成功体験に導くのは、多くの言葉を必要としないとか。
「ちょっとしたアドバイスをしただけで、ほとんどの人がいいショットを打てるようになるものです」
ただし、そのあとにじっくりと説明する必要があるともいいます。
「成功体験だけだと、後々上手くいかなくなったときに、『あの時できたのに、どうしてできなくなったんだろう』ということになるので、成功体験のあとどうして上手くいったかをしっかりと説明するようにしています」
3回目となる今回のテーマは、「最下点のコントロール」です。
「ドライバー以外の番手は地面にあるボールを打つので、大前提として、必ず先にボールにコンタクトする必要があります。特にアプローチは、ボールの手前を打つことが全てトラブルにつながります。そういう点からいっても、最下点のコントロールはとても重要になってきます」
最下点をコントロールすることで、アプローチでのミスは減り、アイアンではスピンのコントロールが可能になり、タテ距離のコントロールもできるようになるというのです。
では、どうやって最下点のコントロールを実現するのか。大事な要素が3つあるといいます。
一つ目が重心のコントロール、 二つ目が半径のコントロール、そして三つ目が入射角。今回は、重心のコントロールと半径のコントロールについての説明です。
まずは重心のコントロール。
「重心とは、ミゾ落ちのことで、具体的には、ミゾ落ちがボールの延長線上、もしくはそれより少し先に来るように構えることが大事になってきます。そしてスイング中はこの重心の位置をキープするか、もしくは重心をさらに左に動かします。ただし、そのまま普通に打つとヘッドが地面に深く入り過ぎてしまうので、ダウンスイングからインパクトにかけて左ヒザをしっかり伸ばします」
ヘッドの軌道のイメージは、スキーのゲレンデ。左ヒザの伸びが、深く入ってくるヘッドの動きをなだらかにするというのです。
「アマチュアゴルファーでよく見かけるのは、アドレスの時点で少し右肩が下がっていたり、構えは真っ直ぐでも、インパクトの時に軸が右に傾いているケース。このような構えは、地面を叩く準備をわざわざ作っていることになります」
次に、半径のコントロールについて。最下点をコントロールする上では、スイング中、グリップエンドを中心とした半径をキープすることが重要なポイントになるといいます。
「半径をコントロールする上で大事なのは、体との一体感を保ってクラブを上げることです。バックスイングでコックを強く使ったり、腕が体から大きく外れると半径がうまく保てなくなるので注意しましょう」
正しくボールをヒットするためにも、まずは重心のコントロールと半径のコントロールを意識してスイングしてみてください。
8歳でゴルフを始め、11歳で単身アメリカに渡り、高校卒業後には豪州ツアーにも参戦。オーストラリアでは、現在、世界で活躍するトップ選手たちとともに腕を磨くと同時に、指導理論も習得。帰国後は、世界トップコーチ直伝の知識と経験をもとに、国内外のゴルファーを指導しています。
そんな伊東コーチがアマチュアゴルファーを指導する際に大事にしているのは、成功体験をしてもらうことだといいます。
「いいショットを打つことができれば、『このやり方が正しいんだ』『これを続けたいな』と思ってもらえますからね」
とはいえ、成功体験に導くのは、多くの言葉を必要としないとか。
「ちょっとしたアドバイスをしただけで、ほとんどの人がいいショットを打てるようになるものです」
ただし、そのあとにじっくりと説明する必要があるともいいます。
「成功体験だけだと、後々上手くいかなくなったときに、『あの時できたのに、どうしてできなくなったんだろう』ということになるので、成功体験のあとどうして上手くいったかをしっかりと説明するようにしています」
3回目となる今回のテーマは、「最下点のコントロール」です。
「ドライバー以外の番手は地面にあるボールを打つので、大前提として、必ず先にボールにコンタクトする必要があります。特にアプローチは、ボールの手前を打つことが全てトラブルにつながります。そういう点からいっても、最下点のコントロールはとても重要になってきます」
最下点をコントロールすることで、アプローチでのミスは減り、アイアンではスピンのコントロールが可能になり、タテ距離のコントロールもできるようになるというのです。
では、どうやって最下点のコントロールを実現するのか。大事な要素が3つあるといいます。
一つ目が重心のコントロール、 二つ目が半径のコントロール、そして三つ目が入射角。今回は、重心のコントロールと半径のコントロールについての説明です。
まずは重心のコントロール。
「重心とは、ミゾ落ちのことで、具体的には、ミゾ落ちがボールの延長線上、もしくはそれより少し先に来るように構えることが大事になってきます。そしてスイング中はこの重心の位置をキープするか、もしくは重心をさらに左に動かします。ただし、そのまま普通に打つとヘッドが地面に深く入り過ぎてしまうので、ダウンスイングからインパクトにかけて左ヒザをしっかり伸ばします」
ヘッドの軌道のイメージは、スキーのゲレンデ。左ヒザの伸びが、深く入ってくるヘッドの動きをなだらかにするというのです。
「アマチュアゴルファーでよく見かけるのは、アドレスの時点で少し右肩が下がっていたり、構えは真っ直ぐでも、インパクトの時に軸が右に傾いているケース。このような構えは、地面を叩く準備をわざわざ作っていることになります」
次に、半径のコントロールについて。最下点をコントロールする上では、スイング中、グリップエンドを中心とした半径をキープすることが重要なポイントになるといいます。
「半径をコントロールする上で大事なのは、体との一体感を保ってクラブを上げることです。バックスイングでコックを強く使ったり、腕が体から大きく外れると半径がうまく保てなくなるので注意しましょう」
正しくボールをヒットするためにも、まずは重心のコントロールと半径のコントロールを意識してスイングしてみてください。
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